FAQ : Hermitとは?

対象製品: Armadillo-500 FXArmadillo-500Armadillo-460Armadillo-440Armadillo-420Armadillo-300Armadillo-9Armadillo-240Armadillo-230Armadillo-220Armadillo-210Armadillo(HT1070)Armadillo-J

Hermitとは、Armadilloブランドの製品で採用されている、ブートローダー兼ダウンローダーの総称です。

Hermitのパッケージの中には、開発PC上で動く hermitコマンドとサポートされている各ボード専用のブートローダファイルが入っています。

ブートローダーとしてのHermit

ブートローダーとしての Hermitは、Armadilloに電源が投入された後最初に動くソフトウェアです。フラッシュメモリ内に書き込まれていて、

  • ハードウェアの初期化
  • OS(Linux Kernelやユーザーランド)の起動準備
  • 設定による起動方法の選択

などを行ないます。ジャンパの設定によって起動モードを変更しているのは、このHermitです。

ダウンローダーとしてのHermit

Hermitの機能で一番使われるのが、ダウンローダーとしての機能です。データを開発用PCから Armadilloへダウンロードし、フラッシュメモリなどに書き込みます。

書き込む方法は2種類あります。

  • シリアルポートを使う方法
  • TFTPと呼ばれるネットワークを使う方法

の2種類あります。シリアルポートを使う場合は、PC上で hermitコマンドを使って強調動作させる必要があります。TFTPを使う場合は開発用PCで TFTPサーバが動作している必要があります。

バージョンの確認方法

Armadilloに書き込まれている Hermitのバージョン

Armadilloに書き込まれているHermitのバージョンは、起動時に表示されます。質問時にHermitのバージョンを聞かれた場合は、この方法で確認してください。シリアル通信ソフトウェアを起動しておいて、Armadilloに電源を入れるとログが表示されます。ブートローダモードにしておくと起動ログに流されず、簡単に確認できます。たとえば、Armadillo-210では、以下のような感じです

Hermit-At v1.1.19 (Armadillo-210C/eth) compiled at 17:16:02, Oct 8 2008

ダウンローダとしてのHermitのバージョン

ATDEにインストールされているダウンローダ側のバージョンは、「--version」オプションを付けることで、バージョンを表示することができます。

[ATDE ~]$ hermit --version
Hermit-At v1.1.9

Windows版のHermitのバージョン

Windows版の Hermitでは、「Version」ボダンを押してください。

その他の機能

Hermitには他にもいろいろと便利な機能が含まれています。

  • frob: メモリを 8bit, 16bit, 32bitで読み書きする
  • setenv/clearenv: Linuxの起動パラメータの設定
  • erase: 指定されたフラッシュメモリのアドレスにあるブロックを消去
  • mac: MACアドレスの表示
  • memmap: メモリマップの表示
  • help: ヘルプの表示

現在Armadilloで採用されているHermitの正式名称は Hermit-Atです。ソースコードはこちらからダウンロードできます。元々はEDB7211用に開発されていたものをアットマークテクノが Armadilloに移植していました。ところが、Armadilloの対応を続けているうちに、1)元々のHermitからの変更が多くなりすぎてしまったこと、2)Upstreamとのマージができなかったこともあり、現在ではHermit-Atと名前を変更しています。

カテゴリ: