警告メッセージ

Howtoは、Armadilloシリーズを有効に活用するための参考資料です。使用ソフトウェアのバージョンなど諸条件の差異によって、記載内容と実際の動作が異なる場合があります。また、すべての機能検証や長期の動作試験を行ったものではありませんので、必ずご使用目的に適合した検証・試験を行ってください。

Howto : Armadillo-460でPC/104接続 コンパクトフラッシュインターフェースボード(梅沢無線電機 HT3040)を使用する

対象製品: Armadillo-460

梅沢無線電機製 HT3040 CompactFlashインターフェースボード(型番: HT3040-C02)を、Armadillo-460と組み合わせて利用する方法を説明します。HT3040の詳しい情報は、メーカーWebサイトをご覧ください。

本Howtoでのおおまかな手順は以下のようになります。

  1. 事前準備
  2. HT3040対応Linuxカーネルを作成
  3. 動作確認

本Howtoで使用するソフトウェアは以下の通りです。

本Howtoで作成するカーネルイメージは、こちらからダウンロードすることができます。

1.61 MB

1. 事前準備

1.1. HT3040のジャンパー設定を行う

HT3040 にはJP1 からJP6 までのジャンパーがあります。3極ポスト型ジャンパーの端子番号は、シルクで○印が付けられている端子から順に1、2、3 番ピンとなっています。なお、本Howtoで使用する設定は、メーカー出荷設定のまま利用します。

  • JP1 (3E0H/3E1Hポートを使用)

    • 未設定
  • JP2~6 (16bit バス側の信号を使用)

    ジャンパ 設定値
    JP2 2-3
    JP3 2-3
    JP4 2-3
    JP5 2-3
    JP6 2-3

2. HT3040対応Linuxカーネルを作成

2.1. カーネルのソースコードを展開してパッチを適用する


[atde3]$ wget http://download.atmark-techno.com/armadillo-460/source/kernel/linux-2.6.26-at15.tar.gz
[atde3]$ wget http://download.atmark-techno.com/armadillo-460/sample/linux-a460-ht3040.patch
[atde3]$ tar zxvf linux-2.6.26-at15.tar.gz
[atde3]$ cd linux-2.6.26-at15
[atde3]$ patch -p1 < ../linux-a460-ht3040.patch

2.2. ビルド

Armadillo-460 + HT3040用のカーネルイメージを作成します。
前項で適用したパッチには、armadillo460_ht3040_defconfigが含まれているので、
それを用いて設定を行います。


[atde3]$ make armadillo460_ht3040_defconfig
[atde3]$ make CROSS_COMPILE=arm-linux-gnueabi-
      :(ビルドには数分かかります)
[atde3]$ gzip -c arch/arm/boot/Image > linux.bin.gz
注) armadillo460_ht3040_defconfigでは、ide-csのみカードサービスを有効としています。無線LAN等の他のカードサービスを利用する場合は、適切なものを有効化してください。また、カードサービスドライバを修正する必要がある場合があります。詳しくは、ソフトウェアマニュアルをご覧ください。

ソフトウェアマニュアルを参照し、新しい Linux カーネルイメージ(linux.bin.gz)を Armadillo-460 に書き込んでください。

3. 動作確認

作成したLinuxカーネルイメージを書き込み後、再起動してください。
起動ログには、以下のようにHT3040を認識したことが表示されます。


Intel ISA PCIC probe: 
  Ricoh RF5C296/396 ISA-to-PCMCIA at port 0xf20003e0 ofs 0x00, 2 sockets
    host opts [0]: none
    host opts [1]: none
    ISA irqs (scanned) = 9 status change on irq 9

ログインして、使用するメモリ空間とI/O空間を設定します。


[root@armadillo460-0 (ttymxc1) ~]# echo "+ 0xb3000000 - 0xb307ffff" > /sys/class/pcmcia_socket/pcmcia_socket0/available_resources_mem
[root@armadillo460-0 (ttymxc1) ~]# echo "+ 0xf2000000 - 0xf20000ff" > /sys/class/pcmcia_socket/pcmcia_socket0/available_resources_io
[root@armadillo460-0 (ttymxc1) ~]# echo "yes" > /sys/class/pcmcia_socket/pcmcia_socket0/available_resources_setup_done

CFカードを接続すると、以下のようにカードを認識します。


pcmcia: registering new device pcmcia0.0
hda: Sony NCFB2G, CFA DISK drive
ide0 at 0xf2000000-0xf2000007,0xf200000e on irq 201
hda: max request size: 128KiB
hda: 4001760 sectors (2048 MB) w/1KiB Cache, CHS=3970/16/63
 hda: hda1
ide-cs: hda: Vpp = 0.0

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