Howto

開発環境の構築(Armadillo-J)

以下の手順に従って、 Linuxが動作する開発用PC上に、開発環境を構築します。

1. 開発用ツールチェーンのインストール

付属CDより「arm-elf-tools-20030314.sh」を用意し、実行します。「arm-elf-tools-20030314.sh」はコンパイラ、binutils、uClibcライブラリを含んだ、開発用ツールチェーンのインストーラです。開発用ツールチェーンは「/usr/local/bin」にインストールされます。

[PC ~]# sh ./arm-elf-tools-20030314.sh

※ 必ずroot権限で行って下さい。

2. PATHの追加

環境変数「PATH」にコマンドパスを追加し、開発用ツールチェーンのコマンドを実行可能にします。環境変数の設定方法は、お使いのディストリビューションに対応する情報を参照して下さい。既に「/usr/local/bin」がPATH内に存在する場合、新たにPATHを追加する必要はありません。

[PC ~]$ export PATH="$PATH:/usr/local/bin"
[PC ~]$ echo $PATH
[PC ~]$ /usr/bin:/bin:/usr/bin/X11:/usr/sbin:/sbin:/usr/local/bin

3. ソースコードの準備

付属CDより「uClinux-dist.tar.gz」を用意し、ファイルを展開します。「uClinux-dist.tar.gz」はカーネル/ユーザランド開発用の統合パッケージです。

[PC ~]$ gzip -cd uClinux-dist.tar.gz | tar xf -
[PC ~]$ ls
uClinux-dist
[PC ~]$