警告メッセージ

Howtoは、Armadilloシリーズを有効に活用するための参考資料です。使用ソフトウェアのバージョンなど諸条件の差異によって、記載内容と実際の動作が異なる場合があります。また、すべての機能検証や長期の動作試験を行ったものではありませんので、必ずご使用目的に適合した検証・試験を行ってください。

Howto : Linuxカーネルのバージョンアップ方法

対象製品: Armadillo-810Armadillo-500 FXArmadillo-500Armadillo-460Armadillo-440Armadillo-420Armadillo-300Armadillo-9Armadillo-240Armadillo-230Armadillo-220Armadillo-210Armadillo-J

Atmark Distの中でビルドされていたLinuxカーネルを新しいバージョンの物に置き換える方法について説明します。

このHowtoの例では、以下の環境を想定しています。ご利用の環境に合わせて適宜読みかえてください。

  • 対象製品:Armadillo-9
  • Linuxカーネル:2.6.12.3-a9-10から-2.6.12.3-a9-11にバージョンアップ
  • Atmark Distの状態:ビルド済み

1. Atmark Distの初期化

まず、makeコマンドにdistcleanターゲットを指定して、Atmark Distを初期化します。カーネル設定とユーザランド設定も初期化されます。ユーザランド設定は以下のように保存できますが、カーネル設定はカーネルソースを新しい物に置き換えてから再設定するようにお願いします。


[PC ~/atmark-dist]$ make menuconfig

  Kernel/Library/Defaults Selection  --->
    [*] Customize Vendor/User Settings

  # < Exit > を2回選択後に、< Yes >を選択してください。
  < Exit > --> < Exit > --> < Yes >

  Save Configuration to an Alternate File

    my.userland.config

  <  Ok  > --> < Exit > --> < Yes >

[PC ~/atmark-dist]$ make distclean
[...]
rm -rf romfs config.in config.arch config.tk images
rm -f modules/config.tk
rm -rf .config .config.old .oldconfig autoconf.h
make ARCH=arm CROSS_COMPILE=arm-linux- -C linux-2.6.x distclean
make[1]: ディレクトリ `/home/atmark/temp/howtos/linux-2.6.12.3-a9-10' に入ります
make[1]: ディレクトリ `/home/atmark/temp/howtos/linux-2.6.12.3-a9-10' から出ます
[PC ~/atmark-dist]$

2. 新しいカーネルソースの準備

新しいバージョンのカーネルソースを取得して、Atmark Distの上のディレクトリに展開します。


[PC ~/atmark-dist]$ cd ..
[PC ~]$ tar zxf linux-2.6.12.3-a9-11.tar.gz
[PC ~]$ cd atmark-dist
[PC ~/atmark-dist]$

3. カーネルソースの置き換え

今まで利用していたカーネルソースへのシンボリックリンクを削除して、新しいバージョンのソースを削除します。


[PC ~/atmark-dist]$ rm -v linux-2.6.x
[PC ~/atmark-dist]$ ln -sv ../linux-2.6.12.3-a9-11 linux-2.6.x
create symbolic link `linux-2.6.x' to `../linux-2.6.12.3-a9-11'

これで新しいカーネルのソースを利用できます。makeコマンドにconfigターゲットを指定して、Atmark Distを新しくセットアップしてください。


[PC ~/atmark-dist]$ make config

ユーザランド設定を保存した場合、make configを実行後、以下のようにロードできます。


[PC ~/atmark-dist]$ make menuconfig

  Kernel/Library/Defaults Selection  --->
    [*] Customize Vendor/User Settings

  # < Exit > を2回選択後に、< Yes >を選択してください。
  < Exit > --> < Exit > --> < Yes >

  Load an Alternate Configuration File

    my.userland.config

  <  Ok  > --> < Exit > --> < Yes >