1.Armadilloの特長


アットマークテクノの「Armadillo(アルマジロ)」は、ARMコアのアプリケーションプロセッサを搭載したIoT向けの組み込みCPUボードです。
Armaidlloは、フィールドで運用される装置や端末に組み込まれることを想定して耐久性や安全性に配慮して設計されており、2002年に初代機を発売して以来、装置・端末に通信/制御機能を実装するプラットフォームとして、さまざまな組み込み機器に採用いただいてきました。2014年以降は、3G/LTEモバイル回線対応のボックス型のゲートウェイ端末用プラットフォームも提供を開始。HEMS/BEMSやFA機器のIoT化など、さまざまなシステムに使われています。

Armadilloの採用事例

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Armadilloの3つの安心

安心① 機能・性能

さまざまな機器に組み込みやすいよう、各種のインターフェースをバランスよく配置。また、産業用製品に必要な信頼性や各種基準をクリアするように配慮して設計されています。

安心② 供給

初代Armadilloは2002年の発売以来、長期にわたり供給を継続しています。
アットマークテクノでは、新製品を開発する際には、5年以上の長期供給を原則として企画・開発を実施しています。

安心③ 買いやすさ

1台から購入可能なラインアップを多数取り揃えています。また、ボリュームディスカウントの仕組みなども用意し、少量から数千台規模までの製品化に対応できる価格帯を採用しています。

選んで・組み合わせる「組み込みプラットフォーム」

複雑化・大規模化が進むSoC(CPU)を搭載した組み込み機器をフルスクラッチで開発するには、回路設計や基板設計だけでなく、OSやプロトコルスタックの移植、デバイスドライバ開発、評価試験など、さまざまな作業が必要です。アットマークテクノは、これらの煩雑で開発にも手間を要する各工程をプラットフォーム化し、開発・製造・運用を支援する各種のサービスと併せて、堅実かつスピーディにモノづくりできる環境を提供しています。

ユーザー(開発者)は、CPUボード「Armadillo」とオプション(インターフェース拡張やオプションサービス)を自由に選んで組み合わせることで、機器の通信や制御を担うハードウェアをスムーズに調達することができます。長年にわたり各種のシステム・装置に組み込まれてきた実績のあるArmadilloの技術をベースとしているので、試作やPoC(実証実験)だけでなく、量産時にも安心です。

Armadilloは、用途に応じて、CPU性能や対応インターフェース、量産向けモデルの形状など、さまざまな視点から選べるラインアップを用意しています。

1.CPU/機能で選ぶ

Armadilloは、400MHz程度のARMコアプロセッサを搭載したベーシックなモデルから、エッジコンピューティングを想定したコアクロック1GHz程度の高性能なモデルまで、豊富にシリーズ化されています。また、USB、LANなどの比較的よくつかわれるインターフェースから、LCD、カメラ、RS422/485、デジタル入出力など、シリーズによってさまざまな入出力インターフェースを備えたモデルを用意しています。

比較的シンプルな機能のデータロガーならコアクロック400MHzの「Armadillo-400シリーズ」を、動画再生やカメラ監視などマルチメディア用途がメインならコアクロック800MHzの「Armadillo-800シリーズ」を、エッジコンピューティングを想定したIoT装置なら「Armadillo-X1」「Armadillo-IoT」を、・・・といったように、用途に合わせてシリーズを選択することができ、便利です。

2.形状で選ぶ

装置に組み込む想定の「組み込みボード型」と、ボックス形状の「IoTゲートウェイ型」の2種類があります。
IoTゲートウェイ型は、アプリケーションを書き込んでIoTゲートウェイやルーターなどの端末を実現できます。

組み込みボード型の例

産業用途の装置などにそのまま組み込んで利用

IoTゲートウェイ型の例

ボックス型の本体をゲートウェイとして利用

3.開発ステージで選ぶ

Armadillo本体とACアダプタやケーブル類のオプションを同梱した試作開発に便利な「開発セット」、量産時にそのまま使える「量産ボード」、その他ケーシング済みのボックスタイプの量産版などがシリーズ毎にラインアップされています。評価・試作開発から量産まで、各ステージに合致したモデルを選択できます。

Armadilloでの開発から量産までの流れ

また、セミカスタマイズのサービスメニューも用意しています。

Armadilloはココが便利!

Linux採用 / 開発環境を無償提供

Linux基本アプリケーションをオープンソース提供

ArmadilloはLinuxプリインストールで、OSやプロトコルスタックを移植する必要がありません。
Linuxカーネル、デバイスドライバなどの基本アプリケーションはオープンソースとしてWebサイトで無料公開されており、Linuxの豊富な開発資産を流用してアプリケーションを自由に開発することができます。また、IoT向けに特化した製品シリーズ(Armadillo-IoT、Armadillo-X1)は、PCサーバーにも広く使われているディストリビューション「Debian GNU/Linux」を採用しており、よりPC ライクに開発可能です。

専用開発環境「ATDE」

Armadillo専用の開発環境「ATDE(Atmark Techno Development Environment)」をWebサイトで無償提供しています。
ATDEは、仮想マシンのLinuxデスクトップ環境をベースに、GNU ARMツールチェインやlibcライブラリ、その他必要なツールをインストールしたものです。開発に必要な基本ツール一式がATDEで揃うので、手間のかかるクロス開発環境の構築作業も簡単になり、すぐに開発に取り掛かることができます。

ATDE(Atmark Techno Development Environment)について

Java、Rubyなどにも対応

Armadilloは標準OSであるLinux以外にも、QtWindows Embeddedなどのポーティング実績があります(BSPやライセンスの提供などはパートナー各社にて実施)。
また、JavaRubyPythonなどの各種言語にも対応可能です[*1]。Armadilloは、JREライセンス付きの組み込みプラットフォームとしてアットマークテクノから提供することが可能なので、Javaで開発した組み込み機器をライセンス申請の手続きなしに量産できる[*2]ことも特長の1つです。

[*1] 製品シリーズによって対応状況が異なります。詳細は各製品シリーズのページをご覧ください。
[*2] JREライセンスは、Armadillo本体と同時購入いただく必要があります。

ハードウェアオプションを提供

拡張ボードやアドオンモジュールの他、通信モジュールやアンテナ、ACアダプタなどArmadillo本体と組み合わせて使えるハードウェアオプションを提供しています(アットマークテクノまたはパートナーから提供)。手間をかけずに必要なものをピックアップしてさまざまな機能を実現できるので、スピーディな製品開発に役立ちます。

オプションの例

アドオンモジュール

カメラ

ACアダプタ

LCD

通信モジュール

アンテナ

※オプション品の詳細は、各製品シリーズのページのサブメニュー「製品ラインアップ」からご覧ください。

パートナーエコシステムで各種ソリューションに対応

Armadilloで利用できる顔認識などの画像処理エンジンや高速起動ソリューションなど、さまざまなシステム化に役立つソフトウェアソリューションがパートナー各社から提供されています。

ソフトウェアソリューションの提供例
  • 画像処理エンジン(顔認識、ナンバープレート認識)
  • AVコーデックミドルウェア
  • 高速起動ソリューション
  • 組み込みデータベース
  • 組み込みフォント

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