プレスリリース

BLE5/Thread対応のゲートウェイ機器を容易に開発可能 ~組み込みIoTボード「Armadillo-640」向けの拡張ボードを発売開始~

2020年3月30日 16時59分
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2020年3月30日
株式会社アットマークテクノ

BLE5/Thread®対応のゲートウェイ機器を容易に開発可能
~ 組み込みIoTボード「Armadillo-640」向けの拡張ボードを発売開始 ~

株式会社アットマークテクノ(本社:札幌市、代表取締役:實吉 智裕)は、Arm+Linux対応の組み込みIoTボード「Armadillo-640」のオプション品として、無線通信BLE5/Thread対応の拡張ボード「Armadillo-600シリーズ BT/THオプションモジュール(以下、本製品)」を発売します。これによりBLE5/Thread搭載のゲートウェイ機器を容易に開発することが可能です。

IoTセンサー向けに様々な無線規格が策定される中、IoTシステムのPoC(Proof of Concept:概念実証)において、省電力でPCやスマートフォンとの接続性の高いBLE(Bluetooth Low Energy)規格を選ぶことが多々あります。しかしながらPoCを進める中で、従来のBLE規格では通信距離に課題を抱えることが多く、より長距離通信に仕様拡張されたBLE5対応のデバイスの普及が待たれていました。
各半導体ベンダーからIoTセンサー向けのBLE5デバイスが登場してきていることに伴い、IoTセンサーから出力されるデータをクラウドへ受け渡しする「ゲートウェイ機器」の必要性も高まっています。本製品はLinux対応の組み込みIoTボード「Armadillo-640」を拡張するボードで、Nordic Semiconductor社製の無線SoC(System on Chip)「nRF52840」を搭載。Armadillo-640上で動くLinuxアプリケーションを開発することで、BLE5に対応したゲートウェイ機器を容易に開発することが可能です。
本製品は無線LAN機能を追加搭載したモデルも選択できる他、無線SoC「nRF52840」のファームウェアを入れ替えることで無線メッシュネットワーク規格Thread(スレッド)にも対応でき、各種の無線規格に対応したゲートウェイ機器向けに利用可能です。いずれのモデルもArmdillo-640と組み合わせて格納できる専用の樹脂ケースが用意されています。

本製品は本日(2020年3月30日)より出荷開始し、サンプル価格は6,800円/個(型番:OP-A600-BTTHMOD-00)です。量産価格およびIoTボード「Armadillo-640」の詳細についてはArmadillo販売代理店にお問い合わせください。

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型番 名称 価格
OP-A600-BTTHMOD-00 Armadillo-600シリーズ BT/THオプションモジュール OPEN
OP-A600-BTTHMOD-01 Armadillo-600シリーズ BT/THオプションモジュール(WLAN対応) OPEN

BLE5を用いたIoTシステムの事例

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アットマークテクノおよび「Armadillo」について

株式会社アットマークテクノは、組み込み機器向けの省電力CPUボードとその関連技術を自社独自ブランド「Armadillo(アルマジロ)」として展開しています。「Armadillo」は2001年に初代機を開発して以来、データロガーや通信機器、産業機器の操作盤やインフォメーション端末など、さまざまな組み込み機器のプラットフォームとしてご採用いただいてきました。2014年には「Armadillo-IoTゲートウェイ」シリーズを開発、以降IoT時代にマッチする製品の展開を推進しています。

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※「Armadillo」は株式会社アットマークテクノの登録商標です。「Thread」はThread Group, Inc.の登録商標です。その他本リリースに記載の会社名および商品名は、各社・各団体の商標または登録商標です。TM、®マークは記載していない場合があります。