ATDEについて

ATDEとは

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「Atmark Techno Development Environment (ATDE)」は、Armadilloの開発環境を提供する仮想マシン(VirtualBoxやVMwareなど)向けのデータイメージです。イメージはLinuxデスクトップ環境をベースにGNUクロス開発ツールやその他の必要なツールが事前にインストールされています。ATDEを使うことで、開発用PCの用意やツールのインストールなどといった開発環境を整える手間を軽減することができます。

ATDEとAtmark Dist・カーネルの対応

利用されるArmadilloの製品シリーズのLinuxカーネルのバージョンにより、対応するATDEとAtmark Distのバージョンが異なります。お使いの製品シリーズに対応したATDEをご利用ください。

ATDE Atmark Dist Linuxカーネル 対象となる主な製品シリーズ
Version 10 - Linux-6.1-x1 Armadillo-IoTゲートウェイ G3
Armadillo-IoTゲートウェイ G3L
Armadillo-X1
Version 9 - linux-at-5.10 Armadillo-IoTゲートウェイ G4
Armadillo-IoTゲートウェイ A6E
Armadillo-X2
Armadillo-600シリーズ
Version 8 - linux-v4.14-at28
linux-4.9-x1-at17
Armadillo-600シリーズ
Armadillo-X1
Armadillo-IoTゲートウェイ G3/G3L/A6
Version 7 - linux-v4.14-at17
linux-4.9-x1-at12
Armadillo-600シリーズ
Armadillo-X1
Armadillo-IoTゲートウェイ G3/G3L
Deguゲートウェイ G3/A6
Version 6 - linux-3.14-x1-at22 Armadillo-IoTゲートウェイ G3/G3L
Armadillo-X1
Version 5 20191226以降 linux-3.14-at12
linux-3.4-at27
Armadillo-400シリーズ(Linux 3.14)
Armadillo-800シリーズ(Linux 3.4)
Version 4 - linux-2.6.35-a800eva-at3 Armadillo-800 EVA
Version 3 20191226以降 linux-2.6.26-at31 Armadillo-400シリーズ(Linux 2.6.26)
Version 2 20071018以降 linux-2.6.12.3-a9-18
linux-2.6.12.5-at8
Armadillo-500/500FX
Armadillo-300
Armadillo-200シリーズ
Armadillo-9
Version 1 20071018以前 Linux 2.4 / 2.6

ATDE使用上の注意

ATDE9以降は「Oracle VM VirtualBox」、 ATDE8以前は「VMware Workstation Pro」や「VMware Workstation Player」といった仮想マシン上で動作します。ご利用の際は必ず仮想マシン製品のドキュメント類をお読みになった上で、各製品のライセンスに従ってください。

ATDEを使用するPCの必須スペックは、以下の通りです。(さらに高性能である方が、より効率的です)

ATDEバージョン v2 v3 v4 v5 v6 v7 v8 v9 v10
CPU 1.5GHz以上 [1]
メモリ 512MB以上 i386向け: 2GB以上
amd64向け: 3GB以上
2GB以上
ストレージ10GB以上の空き容量 20GB以上の空き容量 40GB以上の空き容量

[1] ATDE4/ATDE5のamd64向けイメージは、使用できるCPUに制限があります。こちらを参照してください。