警告メッセージ

Howtoは、Armadilloシリーズを有効に活用するための参考資料です。使用ソフトウェアのバージョンなど諸条件の差異によって、記載内容と実際の動作が異なる場合があります。また、すべての機能検証や長期の動作試験を行ったものではありませんので、必ずご使用目的に適合した検証・試験を行ってください。

Howto : Armadillo-460でLCD拡張ボードのオーディオを使用するには

対象製品: Armadillo-460

Armadillo-460のデフォルトのソフトウェアイメージでは、 Armadillo-460にArmadillo-400シリーズ LCD拡張ボードを接続したとしても、 オーディオを使用することはできません。

これは、Armadillo-440でオーディオとして使用する信号を、 Armadillo-460ではUARTとして使用しているためです。

i.MX257の信号名 Armadillo-440 Armadillo-460
KPP_ROW2 CON11-42(AUD5_SYSCLK) CON11-42(未使用)
KPP_ROW3 CON11-43(未使用) CON11-43(未使用)
KPP_COL0 CON11-44(AUD5_TXD) CON19-3(UART4_RXD)
KPP_COL1 CON11-45(AUD5_RXD) CON19-5(UART4_TXD)
KPP_COL2 CON11-46(AUD5_TXC) CON19-6(UART4_RTS)
KPP_COL3 CON11-47(AUD5_TXFS) CON19-4(UART4_CTS)

本Howtoでは、Armadillo-460でArmadillo-400シリーズ LCD拡張ボードの オーディオを利用する方法を紹介します。

参考) 本Howtoで使用するソフトウェアは、次のとおりです。
60.45 MB
5.31 MB
354.22 KB
また、本Howtoで作成するカーネルイメージは、こちらからダウンロードすることが出来ます。
1.62 MB

1. オーディオ対応カーネルイメージを作成

ここでは、Armadillo-460のデフォルトコンフィグレーション(armadillo460_defconfig) から変更を行います。


atde:~$ wget http://download.atmark-techno.com/armadillo-460/source/kernel/linux-2.6.26-at15.tar.gz
atde:~$ tar zxvf linux-2.6.26-at15.tar.gz
atde:~$ cd linux-2.6.26-at15
atde:~/linux-2.6.26-at15$ make armadillo460_defconfig
atde:~/linux-2.6.26-at15$ make menuconfig

以下の項目を変更します。


Linux Kernel Configuration

System Type  --->
  Freescale MXC Implementations  --->
    MX25 Options  --->
      Armadillo-400 Board options  --->
        [ ]   Enable UART4 at CON19                           ←チェックを外す
        [ ]     Enable UART4 HW flow control at CON19         ←(チェックを外す)
        [*] Enable AUD5 at CON11                              ←チェックを入れる
            *** Select the devices to wakeup the system, which will be enabled by default
        [ ] UART4                                             ←チェックを外す
      Device options  --->
        [ ] Enable UART4 module                               ←チェックを外す
        [ ] Enable UART4 HW Flow Control                      ←(チェックを外す)

Device Drivers  --->
  Sound  --->
    <*> Sound card support                                    ←チェックを入れる
      Advanced Linux Sound Architecture  --->
        <*> Advanced Linux Sound Architecture                 ←チェックを入れる
          System on Chip audio support  --->
            <*> ALSA for SoC audio support                    ←チェックを入れる
            <*> SoC Audio for the Freescale i.MX CPU          ←チェックを入れる
            <*> SoC Audio support for Armadillo-440 - WM8978  ←チェックを入れる

make を実行し、新しい Linux カーネルイメージをビルドします。


atde:~/linux-2.6.26-at15$ make CROSS_COMPILE=arm-linux-gnueabi-
                            :  ビルドには数分かかります
atde:~/linux-2.6.26-at15$ gzip -c arch/arm/boot/Image > linux.bin.gz

ソフトウェアマニュアルを参照し、新しい Linux カーネルイメージを Armadillo-460 に書き込んでください。

2. 動作確認

FTPなどを利用して、Armadillo-460へ音楽ファイルを転送しておきます。
ここでは、wgetコマンドを使用してサウンドサンプルファイルを取得します。
音楽を再生するには、以下のようにコマンドを実行してください。


[root@armadillo460-0 (ttymxc1) ~]# cd /home/ftp/pub/
[root@armadillo460-0 (ttymxc1) /home/ftp/pub]# wget http://download.atmark-techno.com/sample/a460-audio-con11/sample.wav
[root@armadillo460-0 (ttymxc1) /home/ftp/pub]# ls
sample.wav
[root@armadillo460-0 (ttymxc1) /home/ftp/pub]# aplay -Dhw -M sample.wav 
Playing WAVE 'sample.wav' : Signed 16 bit Little Endian, Rate 48000 Hz, Stereo

A. 参考リンク

Armadillo-400シリーズ ソフトウェアマニュアル - オーディオ