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Howtoは、Armadilloシリーズを有効に活用するための参考資料です。使用ソフトウェアのバージョンなど諸条件の差異によって、記載内容と実際の動作が異なる場合があります。また、すべての機能検証や長期の動作試験を行ったものではありませんので、必ずご使用目的に適合した検証・試験を行ってください。

Howto : USB無線LANモジュールを使う

対象製品: Armadillo-9Armadillo-240Armadillo-220

USB無線LANモジュールをArmadillo-9で使用してみます。

今回確認できたのは、ZD1211(B)というデバイスを搭載する以下のモジュールです。

  • Planex社 GW-US54Mini (ZD1211搭載)
  • Planex社 GW-US54GXS (ZD1211B搭載)

1. カーネルとatmark-distを用意する

ソフトウェアマニュアルを参照しながら各ソースを準備し、makeできることを確認しておいてください。(以下は一般的な例です)


[PC ~]$ tar zxf linux-2.6.12.3-a9-x.tar.gz
[PC ~]$ tar zxf atmark-dist-xxxxxxxx.tar.gz
[PC ~]$ cd atmark-dist-xxxxxxxx
[PC ~/atmark-dist/]$ ln -s ../linux-2.6.12.3-a9-x linux-2.6.x
[PC ~/atmark-dist/]$ make menuconfig
(プロファイルを指定し、デフォルトコンフィグをを選択)
[PC ~/atmark-dist/]$ make
(各イメージファイルが完成)

2. menuconfigを行う

設定を変更するためにmake menuconfigして、カーネル・ユーザランド両方のconfigureを選択します。


[PC ~/atmark-dist/]$ make menuconfig

メニュー画面では以下の2つにチェックし、Exitして次のメニューに移ります。


Kernel/Library/Defaults Selection --->
  --- Kernel is linux-2.6.x
  (None) Libc Version
  [ ] Default all settings
  [*] Customize Kernel Settings       ←チェックを入れる
  [*] Customize Vendor/User Settings  ←チェックを入れる
  [ ] Update Default Vendor Settings

3. カーネルコンフィグ

ZD1211チップのドライバを有効にし、Exitします。

※ビデオドライバが有効になっている場合、USB無線LANのパフォーマンスが著しく低くなる場合があるようです。ここでは同時に無効化しています。


Device Drivers  --->
   USB Network Adapters  --->  ↓無効になっている場合チェックを入れる
   <*> USB ZD1211 based Wireless device support
   Graphics support  --->      ↓有効になっている場合チェックを外す
   < > Support for frame buffer devices

4. ユーザランドコンフィグ

Wireless-toolsを有効にし、Exitします。


Network Applications  --->
--- Wireless-tools
[*] wireless_tools suuport  ←チェックを入れる
[*] iwconfig                ←チェックを入れる
[*] iwgetid                 ←チェックを入れる
[*] iwlist                  ←チェックを入れる
[*] iwpriv                  ←チェックを入れる
[*] iwspy                   ←チェックを入れる

5. ZD1211デバイスの種類を合わせる

現在カーネルに含まれているZD1211デバイスドライバは、ZD1211またはZD1211Bのどちらかに対応するようにコンパイルされます。どちらのデバイスに対応するかを決定するため、linux-2.6.x/drivers/usb/net/zd1211_driver/Makefileを確認する必要があります。

a) ZD1211搭載(Planex社 GW-US54Miniなど)のモジュールを使用する場合

linux-2.6.x/drivers/usb/net/zd1211_driver/Makefile


#
# .zd1211 - USB2.0 802.11b/g driver for Zydas ZD1211 chipsets
#
#
#


# set to 1 for zd1211b
ZD1211REV_B=0 ←'0'にする必要があるので、違った場合変更します。

(以下略)

b) ZD1211B搭載(Planex社 GW-US54GXSなど)のモジュールを使用する場合

linux-2.6.x/drivers/usb/net/zd1211_driver/Makefile


#
# .zd1211 - USB2.0 802.11b/g driver for Zydas ZD1211 chipsets
#
#
#


# set to 1 for zd1211b
ZD1211REV_B=1 ←'1'にする必要があるので、違った場合変更します。

(以下略)

6. makeする

再makeし、新しいイメージを作成します。


[PC ~/atmark-dist/]$ make
(各イメージファイルが完成)

後は、できあがったカーネル/ユーザランドイメージをArmadilloに書き込み、USBデバイスを接続して起動してください。

Armadillo起動後USBデバイスモジュールを認識すると、"wlan0"というネットワークデバイスが作成されます。

以降はWireless-toolsのドキュメントなどを参考にして、ネットワークの有効化を行なってください。

Wireless Tools for Linux

無線LAN有効化の一般的な例


ifconfig wlan0 up              ←"wlan0"の有効化
iwconfig wlan0 essid xxx       ←ESS-IDを"xxx"に設定
iwconfig wlan0 enc xxxxxxxxxx  ←WEP-KEYを"xxxxxxxxxx"に設定
iwconfig wlan0                 ←"wlan0"の接続状態を確認 
                                 (アクセスポイントに接続された場合
                                  MACアドレスが表示される)
(以降は通常のネットワークデバイスと同様にIPアドレスの設定などを行う)
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