開発・量産化支援:アドオンモジュールと拡張ボードの開発

「カメラをつけたい」「特定の通信インターフェースに対応したい」など、Armadilloの組み込みボードを拡張したいときは、オプションの拡張ボードやアドオンモジュールを使うと便利です。

インターフェース拡張の選択肢

Armadilloでインターフェース拡張したいときには、以下の3つの選択肢があります。

詳しくは、以下をご覧ください。

1. オプションの拡張ボードやアドオンモジュールで拡張する

オプションとして提供されている拡張ボードやアドオンモジュールを使って、必要なインターフェースを手軽に追加することができます。
オプションの種類については、各製品シリーズのページをご覧ください。

アドオンモジュールとは?

専用の基板対基板コネクタでArmadillo本体と接続し、シリアルや接点入力、小電力無線通信などのインターフェースを追加できる小型モジュールです。

Armadillo-X1
Armadillo-IoTゲートウェイ G3

アットマークテクノ製とパートナー製

アドオンモジュールには、アットマークテクノが開発し提供しているものと、パートナー各社から提供されているものがあります。

アットマークテクノ製オプションと他社製オプションの違い
アットマークテクノ製品の場合 他社製品の場合
ハードウェア設計 不要・選ぶだけで使える
ソフトウェア設計 アットマークテクノから提供(対象製品の最新カーネルで利用可) パートナーから提供(対象カーネルなどは製品により異なる)
製品保証 アットマークテクノの製品保証対象(交換保証) アットマークテクノの製品保証対象外(パートナーの保証対応に依拠)

他社製品のオプション品をご利用いただく場合の注意

他社製のオプション品は、対象となる各Armadillo製品との接続性については、原則として提供メーカーが確認を行っています。接続の可否、動作保証については、提供メーカーにお問い合わせください。

2. 自分自身で拡張ボードやアドオンモジュールを開発する

必要な拡張ボードがオプション品ラインアップの中にない場合は、ユーザーご自身で開発いただくことも可能です。例えば、「LoRaWANやSigfoxに対応したい」「独自規格の省電力通信モジュールに対応したい」といった場合も、各通信に対応したモジュールを実装したアドオンモジュールを開発すれば、対応することができます。

開発の参考となる資料

アットマークテクノ製の拡張ボードやアドオンモジュールの回路図は、該当の製品本体を購入された方向けに無償で公開されています。拡張ボードやアドオンモジュールをご自身で開発される際は、それらの情報を参考に開発すると便利です。

アドオンモジュール開発に関するお問い合わせ

アドオンモジュールの設計開発に関するお問い合わせは、Webフォームで受け付けています。

※第三者への提供を目的としてArmadillo製品対応のアドオンモジュールを製品化する場合(Armadilloパートナー製品としての認定をご希望の場合)は、必ず事前にお問い合わせください。設計ガイドライン(アドオンモジュールをLinuxカーネルから自動検出する目的で搭載するEEPROMなどの情報を掲載)をご提供します。

3. 開発を外部に委託する

「独自の拡張ボードやアドオンモジュールを開発したい、でも自社開発は難しい」という場合は、「Armadilloインテグレーションパートナー」で対応させていただける場合があります。詳細は各社にお問い合わせください。 

Armadilloインテグレーションパートナー