警告メッセージ

Howtoは、Armadilloシリーズを有効に活用するための参考資料です。使用ソフトウェアのバージョンなど諸条件の差異によって、記載内容と実際の動作が異なる場合があります。また、すべての機能検証や長期の動作試験を行ったものではありませんので、必ずご使用目的に適合した検証・試験を行ってください。

Howto : ソースコードからデフォルトイメージを作成する

対象製品: Armadillo-300Armadillo-9Armadillo-240Armadillo-230Armadillo-220Armadillo-210

お使いの製品のデフォルトイメージを作成してみます。ここでは例として「Armadillo-9」のデフォルトイメージを作成します。 なお作業を行う際は、必ず一般ユーザで行ってください。ルートユーザで行うと作業ミスなどにより、開発用マシンの環境を壊す可能性があります。

ここでは、~/Armadillo-9を作業ディレクトリとしますが、どのディレクトリで作業しても問題ありません。

1. ソースコードアーカイブの取得

以下のコマンドを入力して、作業ディレクトリを作成します。


[PC ~]$ mkdir Armadillo-9

ここから、お使いの製品に合った、Atmark-distと、Linuxカーネルのソースコードアーカイブを取得し、作業ディレクトリへ保存します。

2. ソースコードアーカイブの展開

以下のコマンドを入力して、Atmark-distと、Linuxカーネルのソースコードアーカイブを展開します。


[PC ~]$ cd Armadillo-9
[PC ~/Armadillo-9]$ tar zxvf atmark-dist.tar.gz
[PC ~/Armadillo-9]$ tar zxvf linux.tar.gz

ソースコードアーカイブの展開が終了したら、~/Armadillo-9/atmark-distディレクトリ内へ、Linuxカーネルソースコードのシンボリックリンクを作成します。

Linux2.4の場合


[PC ~/Armadillo-9]$ cd atmark-dist
[PC ~/Armadillo-9/atmark-dist]$ ln -s ../linux linux-2.4.x

Linux2.6の場合


[PC ~/Armadillo-9]$ cd atmark-dist
[PC ~/Armadillo-9/atmark-dist]$ ln -s ../linux linux-2.6.x
3. 設定

お使いの製品用のAtmark-distをコンフィギュレーションします。以下の例のようにコマンドを入力し、コンフィギュレーションを開始します。


[PC ~/Armadillo-9/atmark-dist]$ make config

使用する製品のベンダー名を聞かれるので、「Atmarktechno」と入力してください。


[PC ~/Armadillo-9/atmark-dist]$ make config
config/mkconfig > config.in
#
# No defaults found
#
*
* Vendor/Product Selection
*
*
* Select the Vendor you wish to target
*
Vendor (3com, ADI, Akizuki, Apple, Arcturus, Arnewsh, AtmarkTechno, Atmel, Avnet, 
Cirrus, Cogent, Conexant, Cwlinux, CyberGuard, Cytek, Exys, Feith, Future, GDB, 
Hitachi, Imt, Insight, Intel, KendinMicrel, LEOX, Mecel, Midas, Motorola, NEC, 
NetSilicon, Netburner, Nintendo, OPENcores, Promise, SNEHA, SSV, SWARM, Samsung, 
SecureEdge, Signal, SnapGear, Soekris, Sony, StrawberryLinux, TI, TeleIP, Triscend, 
Via, Weiss, Xilinx, senTec) [SnapGear] (NEW) AtmarkTechno

次にボード名を聞かれます。使用しているボード名を入力してください。


*
* Select the Product you wish to target
*
AtmarkTechno Products  (Armadillo, Armadillo-210.Base, Armadillo-210.Recover, Arm
adillo-220.Base, Armadillo-220.Recover, Armadillo-230.Base, Armadillo-230.Recover,
Armadillo-240.Base, Armadillo-240.Recover, Armadillo-300, Armadillo-9, Armadillo-9
.PCMCIA, Armadillo-J.Base, Armadillo-J.Jffs2, Armadillo-J.Recover, SUZAKU, SUZAKU-
UQ-XUP) [Armadillo-9] (NEW) Armadillo-9

次は、使用するCライブラリを聞かれるので、Noneを選択します。


*
* Kernel/Library/Defaults Selection
*
*
* Kernel is linux-2.6.x
*
Libc Version (None, glibc, uC-libc, uClibc) [uClibc] (NEW) None

次にデフォルトの設定にするかどうか質問されます。Yesを選択してください。


Default all settings (lose changes) (CONFIG_DEFAULTS_OVERRIDE) [N/y/?] (NEW) y

最後の3つの質問はNoと答えてください。


Customize Kernel Settings (CONFIG_DEFAULTS_KERNEL) [N/y/?] n
Customize Vendor/User Settings (CONFIG_DEFAULTS_VENDOR) [N/y/?] n
Update Default Vendor Settings (CONFIG_DEFAULTS_VENDOR_UPDATE) [N/y/?] n

質問事項が終わるとビルドシステムが設定を行います。すべての設定が終わるとプロンプトに戻ります。

4. ビルド

ビルドするには以下のコマンドを入力してください。ビルドの途中でいくつか新しく質問される場合があります。その場合はEnterキーを押してください。


[PC ~/Armadillo-9/atmark-dist]$ make dep all

これでお使いの製品のデフォルトイメージが~/Armadillo-9/atmark-dist/imagesに作成されました。