警告メッセージ

Howtoは、Armadilloシリーズを有効に活用するための参考資料です。使用ソフトウェアのバージョンなど諸条件の差異によって、記載内容と実際の動作が異なる場合があります。また、すべての機能検証や長期の動作試験を行ったものではありませんので、必ずご使用目的に適合した検証・試験を行ってください。

Howto : コンパクトフラッシュからArmadilloを起動する

対象製品: Armadillo(HT1070)

コンパクトフラッシュにLinuxシステムを構築して、コンパクトフラッシュからArmadilloを起動してみましょう。

CD-ROMには、3種類のLinuxシステムがあります。

Armadillo Linux: 約 6MB
Debian GNU/Linux 2.2(標準インストール版): 約 70MB
Debian GNU/Linux 2.2(開発環境インストール版): 約 100MB

ここでは、Armadillo Linuxの導入を例にして話を進めます。
Armadillo Linuxは、CD-ROMの/armadillo-linux/cf/rootimage.tgzというファイルです。

このサイトからダウンロードする

1.インストール前の準備

空のコンパクトフラッシュを用意し、ソケットに挿入します。
ジャンパの設定は、JP1:OFF, JP2:OFFにします。

Armadillo LinuxをftpでPCから転送するので、ネットワークに接続します。

以上の準備が整ったら、Armadilloの電源をONにし、login画面が表示されたら、rootでログインします。

2.Armadillo上でコンパクトフラッシュのパーティションを設定する

nコマンドでパーティションを作成します。


[armadillo ~]# fdisk /dev/hda
hda:

Command (m for help): n パーティション作成

Command action
    e    extended
    p    primary partition (1-4)
p
Partition number (1-4): 1
First cylinder (1-496, default 1): Enter
Using default value 1
Last cylinder or +size or +sizeM or +sizeK (1-496, default 496): Enter
Using default value 496

パーティションを作成したら、tコマンドで、パーティションタイプを83(Linux)に設定します。


Command (m for help): t パーティションタイプの設定
Partition number (1-4): 1

Hex code (type L to list codes): 83 Linuxを選択

wコマンドで設定を書き込み、fdiskを終了します。


Command (m for help): w 設定を書き込みfdiskを終了する

The partition table has been altered!

Calling ioctl() to re-read partition table.
hda: hda1
hda: hda1

WARNING: If yoe created or modified any DOS 6.x
partitions, please see the fdisk manual page for additional
information.
Syncing disks.

3.コンパクトフラッシュを初期化する

作成したパーティションを、EXT2ファイルシステムとして初期化します。


[armadillo ~]# mke2fs -O none /dev/hda1 パーティションの初期化
mke2fs 1.18, 11-Nov-1999 for EXT2 FS 0.5b, 95/08/09
hda: hda1
hda: hda1
Filesystem label=
OS type: Linux
Block size=1024 (log=0)
Fragment size=1024 (log=0)
7936 inodes, 31728 blocks
1586 blocks (5.00%) reserved for the super user
First data block=1
4 block groups
8192 blocks per group, 8192 flagments per group
1984 inodes per group
Superblock backups stored on blocks:
       8193, 16385, 24577

Writing inode tables: done
Writing superblocks and filesystem accounting information: done

4.コンパクトフラッシュをマウントする


[armadillo ~]# mount /dev/hda1 /mnt

5.RAMファイルシステムをマウントする

PCからの圧縮されたシステムイメージファイルを一時格納するために、RAMをマウントします。このとき、ftpで転送するので、/home/ftp/pubにマウントし、一般ユーザに書き込み権限を与えます。


[armadillo ~]# mount /dev/hda1 /mnt コンパクトフラッシュをマウントする 
hda: hda1
hda: hda1
[armadillo ~]# mount -t ramfs ramfs /home/ftp/pub RAMファイルシステムをマウントする
[armadillo ~]# chmod 777 /home/ftp/pub 一般ユーザに書き込み権限を与える

6.PCからftpでシステムイメージファイルをArmadilloに転送する

PCからArmadilloに、システムイメージファイルrootimage.tgzをftp転送します。
ftpでファイルを送受信する参照。

7.Armadillo上で、システムイメージファイルをコンパクトフラッシュに展開する

圧縮されたrootimage.tgzを、コンパクトフラッシュがマウントされている、/mntに展開します。

/mntディレクトリに移ると、Linuxのツリー構造が確認されます。


[armadillo ~]# cd /mnt
[armadillo /mnt]# tar zxf /home/ftp/pub/rootimage.tgz
[armadillo /mnt]# ls            システムイメージファイルを展開する
bin/   dev/    home/  linuxrc@ proc/   sbin/  usr/
boot/  etc/    lib/   mnt/     root/   tmp/   var/
[armadillo /mnt]# cd
[armadillo ~]# umount /mnt  コンパクトフラッシュをアンマウントする

8.コンパクトフラッシュをアンマウントし、Armadilloを終了する

アンマウントは、


[armadillo ~]# umount /mnt

終了は、


[armadillo ~]# halt

これで、コンパクトフラッシュ上にArmadilloで起動可能なLinuxシステムが構築されました。

9.コンパクトフラッシュからArmadilloを起動してみよう

電源をOFFの状態で、ジャンパの設定をJP1:ON, JP2:OFFにして、Armadillo Linuxをインストールしたコンパクトフラッシュをソケットに挿入します。

電源をONにすると、コンパクトフラッシュのシステムからArmadilloが起動します。

コンパクトフラッシュは、ハードディスクのように使えるので、ユーザの追加や、様々な設定の変更をすぐに更新することができます。

注意!

コンパクトフラッシュから起動した場合、必ずhaltコマンドを使って終了してください。
いきなり電源を切ると、コンパクトフラッシュ上のデータが破壊されることがあります。