Armadillo-410

正規認証ファイルの取得方法(Linux 2.6.26用)

「Armadillo-410 購入製品登録」をおこなうために、Armadillo-410から「正規認証ファイル」を取り出す手順を説明します。

「正規認証ファイル」は、Armadillo-410正規品のハードウェア固有情報を確認・取得するためのもので、ライセンスの正確な配布のために使用されます。その他一切の個人情報等を取得するものではございませんので、ご安心ください。

Armadillo-410は、Linux 3.14とLinux 2.6.26のカーネルに対応しています。カーネルバージョンによって正規認証ファイルの取得手順が異なります。
このページは、Linux 2.6.26をご使用の方を対象にしています。 (Linux 3.14 をご使用の方はこちらのページを参照してください。)

必要なもの

この手順では、Armadillo-410で生成した「正規認証ファイル」を、USBメモリ経由で「Armadillo-410 購入製品登録」をおこなうPCに移動します。そのため、

  • Armadillo-410 液晶モデル開発セット
  • USBメモリ
  • PC

が必要になります。以下に示す手順は、Armadillo-410のソフトウェアが出荷状態であることを前提にしています。 ソフトウェアを出荷状態に戻す手順については、 Armadillo-410 ダウンロードページ からダウンロード可能な「Armadillo-400シリーズ ソフトウェアマニュアル」を参照してください。

※USBメモリは必須ではありません。FTPなどでファイルの移動が可能であれば、他の方法で移動して構いません。

手順

1) 確認ツールのダウンロード

確認ツールをPCにダウンロードしてください。

2) 確認ツールのコピー

PCにUSBメモリを挿し、ダウンロードした「get-board-info-a400」というファイルをUSBメモリにコピーしてください。

3) 起動

Armadillo-410に電源を入れ、起動してください。この時、Armadillo-410には、最新のイメージファイルが書かれていることを確認してください。

atmark-dist v1.30.1 (AtmarkTechno/Armadillo-440)
Linux 2.6.26-at18 [armv5tejl arch]
 
armadillo440-0 login:

3) ログイン

ログインプロンプトが表示されたらrootでログインします。パスワードは「root」です。

armadillo440-0 login: root
Password:
[root@armadillo440-0 (ttymxc1) ~]# 

4) USBメモリの接続

PCからUSBメモリを抜き、Armadillo-410にUSBメモリを接続します。ここでは、USB Hi Speedのポート(下側のコネクタ)に接続した場合について説明します。

USBメモリを接続すると、以下のようなログが表示されます。細かな数字や型番は、USBメモリの容量や品番によります。

usb 2-1: new high speed USB device using fsl-ehci and address 2
usb 2-1: configuration #1 chosen from 1 choice
scsi0 : SCSI emulation for USB Mass Storage devices
scsi 0:0:0:0: Direct-Access     BUFFALO  USB Flash Disk   4000 PQ: 0 ANSI: 0 CCS
sd 0:0:0:0: [sda] 3915776 512-byte hardware sectors (2005 MB)
sd 0:0:0:0: [sda] Write Protect is off
sd 0:0:0:0: [sda] Assuming drive cache: write through
sd 0:0:0:0: [sda] 3915776 512-byte hardware sectors (2005 MB)
sd 0:0:0:0: [sda] Write Protect is off
sd 0:0:0:0: [sda] Assuming drive cache: write through
 sda: sda1
sd 0:0:0:0: [sda] Attached SCSI removable disk

「sda: sda1」と出力されている箇所に注目してください。この「sda1」という文字列を使ってArmadillo-410 でUSBメモリを使えるようにマウントします。sdb1など、他の文字列が表示された場合は、その文字列を使ってください。

[root@armadillo440-0 (ttymxc1) ~]# mount -t vfat /dev/sda1 /mnt

5) 正規認証ファイルの作成

get-board-info-a400コマンドを実行すると、Armadillo-410の固有情報を収集し、カレントディレクトリに「board-info.txt」というファイルが生成されます。このファイルが「正規認証ファイル」です。

[root@armadillo440-0 (ttymxc1) ~]# /mnt/get-board-info-a400

lsコマンドでboard-info.txtが生成されている事を確認します。

[root@armadillo440-0 (ttymxc1) ~]# ls /mnt
board-info.txt*      get-board-info-a400*
[root@armadillo440-0 (ttymxc1) ~]# 

生成されたboard-info.txtの内容は、以下のようになります。

[root@armadillo440-0 (ttymxc1) ~]# cat /mnt/board-info.txt
-----BEGIN ATMARK TECHNO BOARD INFO-----
rfk4qVFu206IqXQFauVWuBc0GITpxFSd8mvrrxVW37X/B+0jr8WcHMAAdFpvfnXL
OI4McJlST12TbaoolBPxopIkumqEoBwIwEtMYEvWYR7JbwWmlzLCrOp7NGEXw+jY
B1Q9Yk9hUF9cFO7/C6WWIQVCLjp+bqWwyTK2cPSqtZbwbN554MfA5Ocftd+PeeOo
AbxYcPS/6kt1+6u9kLDbFmOuQOJqle01JQ1LHiV8PTfI86N6X63+3O3wQlGl5eoj
FDtaR0Ky6/N+lBwhFWj+y4XRKhj00VO+4Jm9WYi06z+poSQgLE8cPjhlffcOmhOk
vxUQheNXrRhUWq2P62rsiRBSIP3tMqypdahtqJ7UheWFNFfKMM5AgnlB0MpNpOJg
P5ebjt9tILQw5iJnDO8yBrDjqaFMPcOpGRA7t+jarJft824HaagjxFqqUMzwnknu
BlkP4nJJHp4V8xu4XAAXL+T6leYUV0bl6ct6PilJlwLc90JpUZtG39AVlMizIRpi
/MnzKVVlQAJ6b7kFWRlk75qjsMbkJifxC7sIs25DC4L90FcazYkrmbK6yJfikTl0
gGb7WBM2LuuKWvxiGvZ735FXFrVB4WMNogee969FwcSd1FfsEz4EvP82tAyihlLQ
jwR2otnqq7r87XK9Nz7mmYQs1HthGuTAjUIazThIMNw=
-----END ATMARK TECHNO BOARD INFO-----

6) USBメモリの取り外し

USBメモリを安全に抜くためにUSBメモリをアンマウントしてください。

[root@armadillo440-0 (ttymxc1) ~]# umount /mnt
[root@armadillo440-0 (ttymxc1) ~]# 

USBメモリを Armadillo-410から取り外します。

以上で「正規認証ファイル」の取り出しが完了しました。PCにUSBメモリを接続し、「Armadillo-410 購入製品登録」をおこなってください。