製品の主な特長
薄さわずか5.2mm モジュール型プラットフォーム
Armadillo-410は、キャリアボード(拡張ボード)と接続することを前提としたモジュール型のプラットフォームです。従来シリーズ(Armadillo-420/440/460)のようにコネクタを搭載したシングルボード型の製品よりも、設計自由度を確保しています。50×40mm、薄さわずか5.2mmで、どんな機器にも組み込めるコンパクト設計です。
Armadillo-410は、Armadillo-440と同等の仕様で、USB、LAN、シリアル、SDなどのインターフェースの他、タッチパネル液晶やオーディオなどの拡張にも対応しています。既存のArmadillo-400シリーズとソフトウェア互換性を持っているため、従来のシングルボード型のユーザでも容易に移行できます。
省電力設計の量産ボード:動作温度範囲-20℃~+70℃をカバー
Armadillo-400シリーズは、 量産にそのままお使いいただくことを想定し、通常動作時の省電力が1.2W程度という省電力設計で、スリープモードも搭載しています。また、動作温度範囲は-20℃~+70℃をカバーし、氷点下の環境で使用される組み込み機器にも搭載できる安心設計です。
Armadillo-410のアプリケーション開発
LinuxOSプリインストール
OSとしてLinuxを採用し、デバイスドライバや開発環境をWebサイトで無償公開しています。量産向けのCPUモジュール本体には、ブートローダーのみプリインストールされています。
開発環境
クロス開発には、無償のArmadillo専用開発環境「ATDE」をご利用いただけます。ATDEを使うことで、開発用PCの用意やツールのインストールなど開発環境を整える手間を軽減することができます。
製品モデル
開発セットと量産ボードを提供
各インターフェースコネクタを搭載した評価ボード付きの「Armadillo-410開発セット」を提供しています。4.3インチタッチパネル液晶付きの開発セット「Armadillo-410 液晶モデル開発セット」を試作開発用として提供します。拡張ボード上に、USB、LAN、シリアルなどのコネクタやGPIOのヘッダピンなどを搭載しており、Armadillo-410の機能をフルに試すことができます。
また、開発セット購入者向けに評価ボードの回路図を無償提供(ユーザー登録・購入製品登録すると無償でダウンロード可能)しており、 拡張ボードを自分で開発したいときには、それらを参考に設計することも可能です。
周辺サービス
Armadilloインテグレーションパートナー
Armadilloをプラットフォームとした機器の設計開発、量産製造などを支援するサービスです。 パートナー各社所属で各分野に精通したプロフェッショナルが、ご相談に応じます。
製品に関するご質問・量産についてのご相談はWebフォームからお問い合わせください。