ボード型の「Armadillo」製品は、組み込み機器の通信・制御機能を実現するためのプラットフォームとして、数多くご採用いただいています。 特にDebian GNU/Linux対応のIoTボード群は、 オフィスや工場・農業向けの監視機器や育児介護用見守りシステムなど、 IoT機器に組み込む用途におすすめです。
ラインアップ

Armadillo-X2
GUI開発環境「Flutter」に標準対応
- i.MX 8M Plus (1.6GHz 4コア)
- メモリ 2GB
- ストレージ 10GB eMMC
- NPU(2.3TOPS)搭載
- 115×75mm
Armadillo 組み込みIoTボードの特長
日本国内で設計・製造した産業用組み込みボード
Armadilloは、アットマークテクノが自社設計し、日本国内で製造したCPUボードです。工場や社会インフラなどでご利用いただくことも考慮した設計を行っています。
耐環境試験実施済み、試験データを公開
ArmadilloのCPUボードは-20℃~+70℃までと広範な使用温度範囲をカバーしています。また、温度試験や振動試験、イミュニティ試験などの耐環境試験をあらかじめ実施し、試験結果データを公開しているので、IoT端末・装置の製品設計時も安心です。
長期供給・長寿命設計
Armadilloは長期にわたりご利用いただくため、部品選定や細部の設計にも配慮しています。主要部品がメーカー販売終了になるなどのやむを得ない事由を除き、できるかぎり長期供給を続けるスタンスです。2002年発売の初代機は、現在に至るまで長年に渡り供給してきた実績があります。
変更情報を告知・リピート製造も安心
Armadillo製品は、仕様変更や主要部品の変更についてあらかじめお客様に告知する「変更通知(PCN)/EOL通知とは」に対応しています。製造後も製品の変更情報を管理できるので、リピート生産にも安心です。
組み込みやすく・拡張も簡単
小型・省電力
Armadilloブランドは、いずれのシリーズも手のひらに乗る程度の小型サイズで、さまざまな装置に組み込み易いように配慮されています。また、各種装置からスマホやタブレットなどのモバイル端末までさまざまな用途に広く使われているArm社の省電力組み込みプロセッサを採用していることもArmadilloブランドの特長です。低消費電力で数ワット程度で動作可能なArmadilloは、バッテリ駆動が求められる場面にも最適です。
オプションが充実
RTCやWLANなどのオプションモジュールや拡張ボード、オプションケースなどを提供しています。
基本アプリケーションをオープンソース提供
Debian GNU/Linux プリインストール
IoT機器向けのArmadilloボードは、 ユーザーが自分で自由に設計・開発したアプリケーションをArmadillo本体に書き込んでご使用いただく前提の製品です。 Dockerコンテナ方式を採用し、標準でDebian GNU/Linuxのコンテナを搭載しています。 Linuxの豊富な開発資産を利用した開発が可能な他、 Debian GNU/Linuxのパッケージの中から、PythonやRubyなどを選択して利用することもできます。
専用の開発環境を無償提供
Armadilloの統合開発環境「ATDE(Atmark Techno Development Environment)」を無償提供しています。ATDEは、Armadilloの開発環境を提供するVMwareなど仮想マシン向けのデータイメージです。Linuxデスクトップ環境をベースにGNUクロス開発ツールやその他の必要なツールが事前にインストールされているので、開発環境の構築が簡単です。