LANケーブル接続時にDHCPを使用して、IPアドレスを取得する方法として、 ifplugdを使用する方法があります。
以下、Armadilloでifplugdを使用する手順について説明いたします。
※: atmark-distがATDEのホームディレクトリに配置しているを前提として手順を記載しています。そのため、別のディレクトリに配置している場合は、適宜読み替えてください。
1.ifplugdをダウンロードする
以下のコマンドを実行し、ifplugdのDebianパッケージをダウンロードしてください。
[ATDE ~]$ wget http://ftp.jp.debian.org/debian/pool/main/i/ifplugd/ifplugd_0.28-19_armhf.deb
2.必要なファイルをatmark-distにコピーする
以下のコマンドを実行し、ifplugdを実行するために必要なファイルを Atmark Distにコピーしてください。
[ATDE ~]$ mdkir temp [ATDE ~]$ dpkg -x ifplugd_0.28-19_armhf.deb temp/ [ATDE ~]$ mkdir atmark-dist/vendors/AtmarkTechno/プロダクト名/usr/sbin/ [ATDE ~]$ cp temp/usr/sbin/ifplugd atmark-dist/vendors/AtmarkTechno/プロダクト名/usr/sbin/
このページに添付したifplugd.action.txtをifplugd.actionにファイル名を変更して、atmark-dist/vendors/AtmarkTechno/プロダクト名/etc/ifplugd ディレクトリにコピーし、実行権限を付与してください。
3.ユーザーランドイメージを作成し、Armadilloのユーザーランド領域に書き込む
以下のコマンドを実行し、ユーザーランドイメージを作成してください。
[ATDE ~/atmark-dist]$ make
作成したイメージをArmadilloに書きこんでください。
4.Armadilloの/etc/config/interfacesを編集する
/etc/config/interfacesに「auto eth0」が 記載されている場合は、削除してください。
また、LANケーブル接続時にDHCPを使用するために、 /etc/config/interfacesに「iface eth0 inet dhcp」 を追加してください。
5.Armadillo上でifplugdを起動する
Armadillo上で以下のコマンドを実行して、ifplugdを起動してください。
[armadillo ~]# /usr/sbin/ifplugd -i eth0 -w -I -f
上記コマンドを実行した後、LANケーブルを接続することで、 IPアドレスを取得することができます。
起動時にifplugdを実行する場合は、初期化スクリプトで、 ifplugdを実行するようにしてください。