ブートローダであるHermitはArmadilloの用途によって使い分けることができます。
Hermitパッケージには、ホスト側で動くhermitコマンドとArmadillo上で動くブートローダの部分があります。この文書ではブートローダ側のhermitに焦点を当てて説明します。
Armadillo Official Siteで配布しているHermitパッケージはブートローダ部を/usr/lib/hermitにインストールします。
[PC ~]$ <span class="input">ls /usr/lib/hermit</span>
loader-armadillo-boot.bin loader-armadillo-ttyAM1.bin
loader-armadillo-notty.bin loader-armadillo.bin
各hermitの特長は以下のとおりです。
loader-armadillo.bin
出荷時にFlashに書き込まれている標準ブートローダ。シリアルインターフェース1をコンソールとして使用する。
loader-armadillo-boot.bin
boot mode時に使用できるHermit。Shoehornなどで使用する。シリアルインターフェース1を使用する。
loader-armadillo-ttyAM1.bin
シリアルインターフェース2をコンソールとして使用する。
loader-armadillo-notty.bin
シリアルポートをコンソールとして使用しない。
loader-armadillo-notty.binはArmadillo用Hermitのバージョン 1.3-armadillo-4から正式対応しました。こちらからダウンロードできます。
カーネルはブートローダに教えられたポートをコンソールとして使用しますが、ユーザランドのデーモンやツールは設定ファイルに書かれたとおりの動作をします。つまり、出荷時のArmadilloのブートローダを入れ変えただけでは、シリアルインターフェース1への出力は抑えきれません。
シリアルインターフェース1への出力を抑える方法は シリアルインターフェース1の解放をご覧ください。