Armadillo-9は、Linux環境のPCとシリアル接続やLANに接続することによって、カーネルやアプリケーションのクロス開発をすることができます。
1.LinuxのインストールされたPCを用意する
Debian, RedHat, Vineなどの一般的なLinuxディストリビューションを、使用することができます。 WindowsのインストールされたPCであれば、coLinuxを使用することも可能です。 LinuxのPCへのインストール・設定については、それらディストリビューションのマニュアルや、参考書をご覧ください。
2.クロス開発環境パッケージをインストールする
LinuxPCにクロス開発環境をインストールしましょう。
パッケージのインストールをする前に、suでrootユーザになります。
インストールするパッケージ:
Linux開発用モデル付属のCD-ROMの/cross-devディレクトリ下に、deb(Debian系), rpm(RedHat系), tgz(Slackwareなど)の3種類の形式でクロス開発環境が用意されています。クロス開発を行うPCでお使いのディストリビューションに合ったものを選びます。
各形式のディレクトリにある、パッケージをすべてインストールします。
パッケージのインストール方法:
debパッケージ(Debian系)
[PC ~]# dpkg -i ***.deb
rpmパッケージ(RedHat系)
[PC ~]# rpm -i ***.rpm
tgz圧縮ファイル(Slackwareなど)
[PC ~]# cd / [PC ~]# tar -zxf ***.tgz
(***はファイル名)
パッケージのインストールをする前に、suでrootユーザになります。
Armadillo-9のオンボードFlashメモリをシリアルポート経由で書き換えるために、Linux PCにシリアルダウンローダ/オンボードフラッシュライタをインストールします。
CD-ROMの/hermitディレクトリに以下のパッケージが、deb/rpm/tgzの3種類の形式で用意されています。 なお、coLinuxを使用している場合、HermitはWin32用のものを使ってください。
以上で、LinuxPCでのクロス開発を行う環境ができました。