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Armadillo-IoT G3:Open-JTalkを動かしてみる

at_takuma.fukuda
2020年6月8日 8時33分

Armadillo-IoT G3で日本語テキスト音声合成システムOpen JTalkを動作させてみます。

音声の出力については以下の記事の通りにUSBオーディオから音声出力します。
Armadilllo-IoT G3:USBオーディオで音声再生、録音

1.インストール

Open JTalkおよび関連パッケージをインストールします。
インストールするものは、以下の3つです
open-jtalk :Open JTalkのパッケージ
open-jtalk-mecab-naist-jdic:Open JTalk向けの日本語辞書
hts-voice-nitech-jp-atr503-m001 :Open JTalk向けの音声データ

root@armadillo:~# apt-get install open-jtalk open-jtalk-mecab-naist-jdic hts-voice-nitech-jp-atr503-m001

2.音声ファイル作成

以下のようにOpen JTalkに対して日本語を出力し、音声ファイルを作成します。
*この時、環境変数LANGの設定がja_JP.UTF-8になっていないと日本語入力できないのでお気を付け下さい。

root@armadillo:~# echo 'アルマジロ' | open_jtalk -x /var/lib/mecab/dic/open-jtalk/naist-jdic -m /usr/share/hts-voice/mei/mei_normal.htsvoice -r 1.0 -ow test.wav

3.音声ファイル再生

生成した音声ファイルを再生します。
例として、カード番号"0"のUSBオーディオを使用してAlsaで音声を再生する場合のコマンドです。

root@armadillo:~# aplay test.wav -D plughw:0

この記事は、以下のブログ記事を参考に作成しました。
2018-02-23 UbuntuにOpen JTalkをインストールして日本語音声合成を試す