at_yukari.hara
2021年12月28日 16時17分
Armadillo-IoT G4でイメージからコンテナを作成する方法の例として、debian(buster/stretch)を使ってコンテナを作成する手順をご説明します。
作成手順のイメージ
当ブログの作成手順のイメージとしては、以下の動画をご覧ください。
手順
1.Podmanのデータの保存先の変更
Podmanのデータは標準ではtmpfsに保存されます。
開発時は作業内容によってはメモリが足りなくなる可能性もありますので、事前に下記コマンドを実行してPodmanのデータをeMMCに保存するように設定しておくことをおすすめします。
[armadillo ~]# podman_switch_storage --disk
2.イメージからコンテナを作成する
DockerHubから任意のディストリビューションを選択し、コンテナを作成してコンテナ内に入ってみましょう。
今回は例として、外部機器等は接続せずにサンプルコードを動作させるだけのコンテナを作成してみます。
ここで「-it」のオプションを付け忘れると、コンソールに何も表示されなくなりますのでご注意ください。
■debian(stretch)の場合
armadillo:~# podman run -it --name=my_container docker.io/debian:stretch /bin/sh
#
■debian(buster)の場合
armadillo:~# podman run -it --name=my_container docker.io/debian:buster /bin/sh
#
3.テキストエディタとPythonパッケージのインストール
下記コマンドを実行して、テキストエディタ(例としてvim)とPython3をインストールします。
# apt update && apt upgrade
# apt install -y vim
# apt install -y python3
4.Pythonプログラムの作成
以下の内容で「/root」以下に「test.py」というファイルを作成して保存します。
print("hello world")
5.実行
作成した「test.py」を実行すると、「hello world」と表示されます。
# python3 /root/test.py
hello world