at_ito
2015年6月8日 6時45分
Armadillo-IoT: dnsmasqをインストールするでインストールしたdnsmasqを使ってArmadillo-IoTをDHCPサーバーとして利用する方法を紹介します。
環境
ここでは例として、以下の環境を前提に説明します。
- Armadillo-IoT: dnsmasqをインストールするの手順は完了している状態
- Armadillo-IoTの有線LAN側にDHCPサーバーが機能するように設定する
- 有線LAN(インターフェース名: eth0)のIPアドレスは192.168.101.1とする
- DHCPサーバーでクライアントに貸すIPアドレスは192.168.101.100~192.168.101.200とする
以降の説明では、上記環境に関係する場所を読み替えて下さい。
dnsmasqの設定を行う
/etc/dnsmasq.confを以下のように設定してください。
dhcp-range=192.168.101.100,192.168.101.200,12h dhcp-leasefile=/var/lib/misc/dnsmasq.leases interface=eth0
dnsmasqの起動
以下のコマンドを実行し、dnsmasqを起動して下さい。
[armadillo]# /etc/init.d/dnsmasq start
iptablesの設定変更
以下のコマンドを実行してDHCPサーバーに必要なポートを開放してください。
[armadillo]# iptables -A INPUT -i eth0 -p udp -d 0/0 --dport 67 -j ACCEPT
備考
DHCPが正常に動作しない場合に状況を確認するには、/etc/dnsmasq.confに以下の設定を追加してください。
log-dhcp
上記設定を追加することにより、DHCPサーバーの動作状況が/var/log/messagesで確認できます。