Armadillo-IoT(G4)のソフトウェアアップデート方法として、SWUイメージを使った方法があります。
Armadillo-IoT ゲートウェイ G4製品マニュアル
9.7. Armadilloのソフトウェアをアップデートする
この方法にて、SWUイメージ作成環境の鍵をArmadillo-IoT(G4)にインストールすることで、
以降は、同一の環境で作成したSWUイメージの鍵と、Armadillo-IoT(G4)上の鍵の整合が取れる場合のみ、
ソフトウェアアップデートされます。
ただ、開発中など、何らかの理由でSWUイメージ作成環境が変わってしまった場合(※)、
SWUイメージの鍵とArmadillo-IoT(G4)上の鍵と整合がとれず、以降のアップデートができなくなります。
※)基本的には、ソフトウェアアップデートの管理の点からSWUイメージ作成環境は変えないような運用が望ましい。
ここでは、SWUイメージ作成環境が変わってしまった場合に、Armadillo-IoT(G4)上の鍵を
新しいSWUイメージ作成環境の鍵にインストールし直す方法を説明します。
1. Armadillo-IoT(G4)の証明書の書き換え
ATDEの下記ファイルに記述されている証明書をArmadillo-IoT(G4)の/etc/swupdate.pem(※)にコピーします。
/usr/share/mkswu/swupdate-onetime-public.pem
※)
/etc/swupdate.pemに2つの証明書がある場合、
上はアットマークテクノの証明書
下は前のinitial_setup.swuで書いた証明書
残す必要がなければ削除します。
2. Armadillo-IoT(G4)の証明書の書き換え
Armadillo-IoT(G4)の/etc/sw-versionsのextra_os.initial_setupの行を削除します。
例)下記のようにextra_os.initial_setupと数値が記述されています。
extra_os.initial_setup 1
3. 変更の保存
persist_fileコマンドで、上記の変更を施したファイルの変更を保存します。
[armadillo ~]# persist_file /etc/swupdate.pem [armadillo ~]# persist_file /etc/sw-versions
4. 新しいSWUイメージ作成環境のinitial_setup.swuでインストール
下記(※)の方法で、新しいSWUイメージ作成環境のinitial_setup.swuでインストールします。
※)
Armadillo-IoT ゲートウェイ G4 製品マニュアル
9.7.3. イメージのインストール
以上で、Armadillo-IoT(G4)上の鍵が、新しいSWUイメージ作成環境と整合が取れる鍵に変更されます。