Armadilloフォーラム

RTCの稼動時間と低電源アラームについて

kagoroku

2017年1月4日 14時08分

賀籠六と申します。
Armadillo-460の量産品で実運用しているものです。最近、RTCの時間の時が20hまたは、1fhで通知されます。
数台、同じ現象が出ています。
推測ですがバックアップ電池にCR2032(3V)を使用して8ヶ月になります。
電池の低電源アラームにより時が不定になる場合がありますか。この場合、電池交換が必要でしょうか。
教えていただけないでしょうか。よろしくお願いします。

コメント

at_takashi.sasayama

2017年1月5日 10時06分

笹山です。

> Armadillo-460の量産品で実運用しているものです。最近、RTCの時間の時が20hまたは、1fhで通知されます。
これは RTC の時間の時(hour)が、20 or 1F 固定で通知されるということでしょうか?
1F が通知されるのを確認したのはdateコマンドの結果などでしょうか?
時としては通常ではありえない 1F が通知されているのが気になっています。
またRTCを制御するのに hwclock 以外の独自アプリなどを使用されていたりしますか?

> 電池の低電源アラームにより時が不定になる場合がありますか。この場合、電池交換が必要でしょうか。
RTC(S-35390A)のデータシートによると、「電源電圧が低下すると、内部回路が不定になる懸念がある」旨の
記述[1]があるため、低電源電圧検出時に時が不定になる可能性はあるかと思います。
その為、電池を交換するのは有効な解決策かもしれません。

> 推測ですがバックアップ電池にCR2032(3V)を使用して8ヶ月になります。
最悪値での計算ですが、S-35390Aの最大消費電流が14uA、CR2032の容量が220mAhとして、
以下のサイト[2]で寿命を算出すると、11000時間(約458日)はもつ計算です。
その為、8ヵ月で電圧が低電圧検出電圧値(1.35V)まで低下するというのは、ちょっと速いかなと感じます。
可能であれば、電池交換時に電圧が何Vぐらいまで下がっているか確認をしてみると良いかと思います。

[1] S-35390Aデータシート 20P 低電源電圧検出回路 より
http://datasheet.sii-ic.com/jp/real_time_clock/S35390A_J.pdf

[2] 電池寿命カリキュレータ
http://www.digikey.jp/ja/resources/conversion-calculators/conversion-ca…

笹山様

ご連絡、ありがとうございます。賀籠六です。
問い合わせに対して以下にご連絡します。

>またRTCを制御するのに hwclock
>以外の独自アプリなどを使用されていたりしますか?

RTCの時刻あわせは、一日一回、ある信号を検知した場合にDATEを使用してhwclockをセットしています。
時刻の読み込みは、10ms周期でlocaltime_rの関数を使用しています。

>その為、8ヵ月で電圧が低電圧検出電圧値(1.35V)まで低下するというのは、ちょっと速いかなと感じます。
>可能であれば、電池交換時に電圧が何Vぐらいまで下がっているか確認をしてみると良いかと思います。

電池の電圧測定について調べてみます。
時計用IC S-35390Aの最大消費電流が14uAというのは、基板に
電源が入っていて、Armadillo CPUと通信しているときの数値かと思います。
このときS-35390AはArmadillo基板の+3.3V電源から電流を貰います
ので、バックアップ電池は消費しないと考えてよろしいですか。

よろしくお願いします。

at_takashi.sasayama

2017年1月6日 16時18分

笹山です。

> RTCの時刻あわせは、一日一回、ある信号を検知した場合にDATEを使用してhwclockをセットしています。
> 時刻の読み込みは、10ms周期でlocaltime_rの関数を使用しています。

hwclock以外の特別な方法でRTC制御は行っていないということですね。

以下のコマンドを実行すると、RTCの時刻を表示できるのですが、
問題が発生した環境での実行結果を見せていただくことは可能でしょうか?

hwclock --show

> このときS-35390AはArmadillo基板の+3.3V電源から電流を貰います
> ので、バックアップ電池は消費しないと考えてよろしいですか。

はい、その通りです。

どうぞよろしくお願い致します。