カーネル/ユーザランドをカスタマイズするためのフローチャートを示します。作業はすべてdistパッケージを展開したディレクトリ(~/uClinux-dist)で行います。
1. メインメニューの起動
カスタマイズを行うためのメインメニューを起動させ、表示より「Target Platform Selection ---> 」を選択して、カスタマイズ画面に入ります。
[PC ~]$ cd uClinux-dist
[PC ~/uClinux-dist]$ make menuconfig
メインメニューの保存終了後、図7-6 のような選択画面が表示されます。
2. カーネル設定の変更
画面中央の「[ ] Customize Kernel Settings 」をチェックし、「Select」を選択することでArmadillo-Jのカーネルのカスタマイズが可能になります。
3. ユーザランド設定の変更
画面中央の「[ ] Customize Vendor/User Settings」をチェックし、「Select」を選択することでArmadillo-Jのユーザランドのカスタマイズが可能になります。
4. 設定の保存・イメージ作成の開始
カーネル設定・ユーザランド設定の保存後、以下のコマンドを入力してアプリケーションイメージの作成を開始します。
[PC ~/uClinux-dist]$ make dep
[PC ~/uClinux-dist]$ make
正常に完了した場合、作業ディレクトリに「images/image.bin」というファイルが生成されます。生成されたファイル「image.bin」は、「イメージの書き換え手順」を参照して転送を行って下さい。