X Window Systemでの日本語入力をセットアップし、メーラーを動作させるまでの手順を説明します。
1. X Window System のインストール
X Window Systemが準備されていない場合は、最初にX Windowのセットアップを行ってください。 (Firefoxはインストールしなくても構いません)
2. kinput2 のインストール
ここではかな漢字変換システムとして canna を、クライアントとしてkinput2を利用します。cannaはすでにDebianイメージに含まれているので、kinput2のみインストールします。
[armadillo ~]# apt-get install kinput2-canna
次に、ホームディレクトリの .xsession を以下の例のように編集します。
kinput2 -canna &
export XMODIFIERS=@im=kinput2
/usr/bin/x-window-manager
3. Thunderbird のインストール
メーラーとして Thunderbird をインストールします。
[armadillo ~]# apt-get install mozilla-thunderbird
Thunderbirdが重い場合は、Sylpheedなどの方がよいかもしれません。
4. X Windowsの起動とメール送信
Xを起動します。
[armadillo ~]# startx
起動したらマウス右クリックで表示されるメニューにて、「Run...」を選択し mozilla-thunderbird と入力して了解ボタンをクリックします。
Thunderbirdが起動したらサーバーの設定などを行った後、メールを作成してみてください。「Shift」+「Space」というキー操作で日本語入力モードになるはずです。解除するときも同様なキー操作になります。