製品の主な特長
わずか31mm角のサイズで自由に製品設計
IoT製品の開発期間を短縮できるCPUモジュール
Armadillo-900は、ヘテロジニアスマルチコア搭載で、Linuxアプリケーション動作とリアルタイム動作を実現可能な小型CPUモジュールです。
設計が煩雑なCPU周りの回路やベースとなるOS部分は本製品をそのまま利用し、開発セットとして提供されるCPUモジュール実装済み評価ボードの回路図を参考に、I/F部分を自由に拡張設計できます。CPUモジュール本体の動作温度範囲は-20~+70℃で、産業用途にも最適です。
NXP製i.MX 8ULP搭載
SoCに「i.MX 8ULP(NXPセミコンダクターズ製)」を採用しています。Arm Cortex-A35(800MHz)×2とArm Cortex-M33(216MHz)を搭載しています。
間欠動作に対応
機器を間欠動作させることで、さらに細かな節電を行えます。スリープ時はほとんど電力を消費せず、すぐに高速起動することができます。必要なときだけ機器を起動しクラウドと通信、データ送信後は再スリープといった運用が可能です。
セキュアエレメントを搭載
セキュアエレメント「SE050」を搭載しています。これを使用することで、ハードウェアRoot of Trustによる高いセキュリティを実現できます。
IoT製品のセキュリティ認証に対応予定
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が運用開始予定のIoT製品に対する「セキュリティ要件適合評価及びラベリング制度(JC-STAR)」の基準★1に適合予定です。高セキュリティな製品として長期運用が可能です。
※1 Application DomainのLinux起動中も稼働可能です。
Armadillo新製品発表会のアーカイブ
2024年10月16日(水)に開催された「Armadillo新製品発表会 2024」のアーカイブ動画をYouTubeで公開しています。i.MX 8ULP搭載シリーズの「Armadillo-IoTゲートウェイ A9E」および「Armadillo-900」の概要と、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が運用開始予定のIoT製品に対する「セキュリティ要件適合評価及びラベリング制度(JC-STAR)」についての対応予定を解説しています。
アプリケーション開発
Armadillo Base OS 対応
Armadillo-900は、専用ディストリビューション「Armadillo Base OS」に対応しています。ユーザー自身がゲートウェイの機能を自由に設計・開発して書き込むことで、さまざまな製品を作ることができます。
無料で受講できるハンズオンセミナーを定期開催
Armadillo Base OSの概要や使い方の説明、実際にアプリケーションを作成して組み込むまでをトレーニング形式で体験することができます。製品購入前でも受講可能ですので、ご検討中の方はぜひご参加ください。
[コースF] Armadillo Base OS 基礎セミナー
※Armadillo-900を使ったセミナーは、製品発売後の開始を予定しています。
製品モデル
Armadillo-900は、各種インターフェースを搭載する拡張ボードにArmadillo-900のモジュール本体を実装した「Armadillo-900 開発セット」が用意されています。モジュール本体は「Armadillo-900 量産ボード」として提供しており、少数から購入することができます。
周辺サービス
デバイス運用管理クラウドサービス「Armadillo Twin」
デバイスをリモートから運用管理することができるクラウドサービスです。様々なタスクをリモートから実行できるようになり、OSアップデートもダッシュボードからの操作で行えるので、稼働中のデバイスは常に最新の状態を維持できます。バグ修正やセキュリティ対策などのメンテナンスのほか、機能追加や設定変更、アプリケーションのアップデートなども可能です。
Armadillo Twinについて
Armadillo Twin ユーザーマニュアル(Armadillo Twinサイト)
サービス・無償トライアルのお申し込み(Armadillo Twinサイト)
Armadilloインテグレーションパートナー
Armadilloをプラットフォームとした機器の設計開発、量産製造などを支援するサービスです。パートナー各社所属で各分野に精通したプロフェッショナルが、ご相談に応じます。
製品に関するご質問・量産についてのご相談はWebフォームからお問い合わせください。