Armadillo-IoTゲートウェイ G3Lは、エッジコンピューティング時代のIoTゲートウェイへの利用を想定し、Arm Cortex-A7 Dual(コアクロック1GHz)の高性能SoC「i.MX 7Dual」(NXPセミコンダクターズ製)を搭載しています。
Armadillo-IoTゲートウェイ G3Lは、遠隔地に設置されるIoTゲートウェイなどを想定し、LTEモジュールを標準搭載しています。
RS422/485、WLAN/LANなど、FAや社会インフラをはじめとした各用途で頻繁に使われるインターフェースを厳選し、小型筐体に凝縮して収納しています。
また、スマートメーターソリューション向けにWi-SUNモジュールも選択可能です(オプション)。
Armadillo-IoTゲートウェイ G3LにはDebian GNU/Linuxがプリインストールされており、PCライクな開発が可能です。オープンソースソフトウェアを含む多くのLinuxソフトウェア資産を活用して、ユーザーオリジナルのアプリケーションを自由に開発することができます。
開発言語として、C/C++言語だけでなく、Oracle Javaやその他のスクリプト言語にも対応しています。
Armadillo-IoTゲートウェイ G3Lの出荷用ユーザーランドにはRubyインタプリタがプリインストールされており、Rubyを使ってArmadillo-IoTゲートウェイ G3L上でネイティブ開発を進めることも可能です。また、Debianの提供する豊富なパッケージ群の中から、PythonやNode.jsなどの言語を自由にインストールできます。
クロス開発には、無償のArmadillo専用開発環境「ATDE」をご利用いただけます(ATDE 6対応)。ATDEを使うことで、開発用PCの用意やツールのインストールなど開発環境を整える手間を軽減することができます。
ATDE(Atmark Techno Development Environment)とは
ATDEは、VMwareなど仮想マシンで動作するデータイメージで、Linuxデスクトップ環境をベースにGNUクロス開発ツールやその他の必要なツールが事前にインストールされています。ATDEの最新バージョンは、Armadilloサイトから無償でダウンロードできます。
MQTTやRESTなどIoT向けのプロトコルに対応したソフトウェアスタックがプリインストールされています。また、fluentd、Sinatraなどのツールやフレームワークにも対応可能です。
Armadillo-IoTゲートウェイ G3LはArmadillo本体の動作状況や設定をリモートから実施できるクラウドサービス「node-eye(ノード・アイ)」に対応しています。
「デバイスの状態把握」と「設定・アップデート」の機能をクラウド経由で実現します。デバイスの状況をリモートで確認し、設定までをクラウド経由で処理できるので、故障解析機能を実現したい場合などにも役立ちます。
量産製造の際は、セミオーダー式で必要なハードウェア構成を指定できる「BTOサービス」をご利用いただけます。
BTOサービスでは、アドオンモジュールの種類、アンテナやACアダプタなど備品の添付の有無などを選択できる他、イメージデータの書き込みやケーシングまで指定できるので、開発したゲートウェイをより早く商品化したい場合に便利です。
※BTOサービスはMOQ(最小発注数量)=10台でご提供しています。量産品を1台からご購入されたい方向けに、WLAN+BTコンボモジュールの搭載有無やアンテナの有無などの仕様を固定したラインアップも用意しています。詳細は製品ラインアップからご覧ください。
拡張ボードやデバイスドライバの開発を委託したい場合など、Armadilloをベースとしたモノづくりや組み込みLinux開発に関するコンサルティングをご希望のお客様向けに、 Armadilloをベースとしたモノづくりに精通するプロが所属する「Armadilloインテグレーションパートナー」をご紹介しています。
認定者が持つプロの知識と経験、各社の技術ノウハウを活かして、仕様策定から開発、量産・製造まで、Armadilloを使用したお客様のシステムを具現化するための各工程の効率化・迅速化をサポートします。詳しくは以下をご覧ください。
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