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Armadillo-IoT G3L:Eddystoneビーコンとして動作させる

at_takuma.fukuda
2020年9月6日 17時36分

Armadillo-IoT G3L:BLE Beaconのデータを取得してみた
上記記事では、BLEビーコンの情報をArmadillo-IoT G3Lで受信しました。
この記事では、Armadillo-IoT G3LからBLEビーコン情報を発信する方法をご説明します。

iBeaconデータの送信

ArmadilloからiBeaconデータを送信する方法については以下の記事をご参考ください。
Armadillo-X1/IoT(G3): Beaconパケットを送信してみる

Eddystoneデータの送信

npmにeddystone-beaconというパッケージがあるので、こちらを利用します。
前提としてNode.jsがインストールされている必要があります。
Node.jsのインストールについては下記記事をご参考ください。
Armadillo-IoT(G3/G3L):Node.jsを使えるようにする
Node.jsをインストールしたら、必要なライブラリをnpmでインストールします。

root@armadillo:~# npm install bleacon
*bleacon:iBeaconを扱うためのNode.jsのライブラリ
root@armadillo:~# npm install eddystone-beacon
*Eddystoneビーコンを作成するためのNode.jsのライブラリ
root@armadillo:~# npm install bleno
*bleno:Bluetoothペリフェラルの実装が行えるNode.jsのライブラリ

以上をインストールするだけで、簡単なNode.jsコードを作成・実行するだけでEddystoneビーコンデータを出力できます。
例としてEddystone-URLを送信するコードを作成します。

root@armadillo:~# vi sample.js
var eddystoneBeacon = require('eddystone-beacon');
eddystoneBeacon.advertiseUrl("https://atmark-techno.com/");

作成したファイルを以下のように実行すると、Eddystone-URLで弊社WebページのURLが送信されます。

root@armadillo:~# node sample.js

node-eddystone-beaconではEddystone-URLだけでなく、Eddystone-UIDやEddystone-TLM等も送信可能です。
是非、下記GitHubを参考に色々な動作を試してみてください。
GitHub-node-eddystone-beacon

本記事の執筆にあたっては下記Qiita掲載記事を参考とさせていただきました。
iOSとnode.jsでEddystone入門-Qiita
Raspberry Pi2でEddystoneを使う-Qiita