Armadilloは産業用途で使用したいため、製品出荷時用に複数台のArmadilloへ同じソフトウェアを効率的に書き込みたい場合があります。
そのため、ここではArmadilloへ効率的にソフトウェアを書きこむ方法を紹介します。
1. Armadilloに書き込むソフトウェアを作成
Armadilloに書き込むソフトウェアは、ブートローダー、Linuxカーネル、DTB、ルートファイルシステムの4つがあります。それぞれカスタマイズする場合は、個別で作成する必要があります。
特にカスタマイズが不要な場合は、アットマークテクノのサイトからダウンロードできる標準のイメージを使用することも可能です。
1.1. ブートローダーの作成
カスタマイズしたブートローダーを作成する場合は、以下のURLを参考にブートローダーイメージを作成してください。
- Armadillo-X1: Armadillo-X1 製品マニュアル: 10.1. ブートローダーをビルドする
- Armadillo-IoT G3: Armadillo-IoT G3 製品マニュアル: 10.1. ブートローダーをビルドする
- Armadillo-IoT G3L: Armadillo-IoT G3L 製品マニュアル: 11.1. ブートローダーをビルドする
1.2. Linuxカーネル、DTBの作成
カスタマイズしたLinuxカーネル、DTBを作成する場合は、以下のURLを参考にLinuxカーネル、DTBのイメージを作成してください。
- Armadillo-X1: Armadillo-X1 製品マニュアル: 10.2. Linuxカーネルをビルドする
- Armadillo-IoT G3: Armadillo-IoT G3 製品マニュアル: 10.2. Linuxカーネルをビルドする
- Armadillo-IoT G3L: Armadillo-IoT G3L 製品マニュアル: 11.2. Linuxカーネルをビルドする
1.3. ルートファイルシステムの作成
Armadilloに書きこむためのルートファイルシステムを作成します。
開発用に使用したArmadilloから作成することができないため、以下のURLを参照し最終的に書き込むルートファイルシステムを作成してください。
- Armadillo-X1: Armadillo-X1 製品マニュアル: 10.3.2. カスタマイズされたルートファイルシステムアーカイブを構築する
- Armadillo-IoT G3: Armadillo-IoT G3 製品マニュアル: 10.3.2. カスタマイズされたルートファイルシステムアーカイブを構築する
- Armadillo-IoT G3L: Armadillo-IoT G3L 製品マニュアル: 11.3. Debian GNU/Linux ルートファイルシステムをビルドする
2. インストールディスクの作成
Armadilloに書き込むためにはインストールディスク(SD/microSDカード)が便利です。そのため、前述の項目で作成したソフトウェアを書き込んだインストールディスクを作成します。
インストールディスクの作成方法については、以下のURLを参照してください。
開発者ブログ Armadillo-X1, Armadillo-IoT G3/G3L: インストールディスクイメージ作成ツールとその使用方法
3. インストールディスクを使用してArmadilloへイメージ書き込みを行う
前述の「インストールディスクの作成」で作成したインストールディスクを使用して、Armadilloにソフトウェアを書き込みます。具体的な方法については、以下のURLを参照してください。
- Armadillo-X1: Armadillo-X1 製品マニュアル: 11.1.2. インストールの実行
- Armadillo-IoT G3: Armadillo-IoT G3 製品マニュアル: 11.1.2. インストールの実行
- Armadillo-IoT G3L: Armadillo-IoT G3L 製品マニュアル: 6.2.2. インストールの実行