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Armadillo-X1: Linux-4.9使用時に拡張ボードを接続した状態でタッチパネル(singletouch)を使用する方法

at_ito
2020年1月5日 14時20分

Armadillo-X1とArmadillo-X1 評価用拡張ボードセット01を組み合わせて使用した場合、Linux-4.9上でXorgを立ち上げて使用するとタッチパネルが動作しません。ここでは、Armadillo-X1 + Linux-4.9 + Xorgの環境でタッチパネルを動作させるための手順を紹介します。

Linuxカーネルのビルド

Linux-4.9では、標準でシングルタッチで動作するコンフィギュレーションが入っていません。そのため、ここではソースコードを修正してシングルタッチに対応するようにします。

ATDE上のLinux-4.9のソースコードが展開されたディレクトリで以下のコマンドを実行し、パッチを当ててください。

[atde ~/linux-4.9-at]$ wget https://users.atmark-techno.com/system/files/blogs/linux-4.9-at_singletouch.patch
[atde ~/linux-4.9-at]$ patch -p1 < linux-4.9-at_singletouch.patch

以下のコマンドを実行し、カーネルコンフィギュレーション設定を開いてください。

[atde ~/linux-4.9-at]$ make ARCH=arm menuconfig

以下のカーネルコンフィギュレーションを有効化してください。

Device Drivers  --->
  Input device support  --->
    [*]   Touchscreens  --->
      [*]     Enable single touch event for ST1232    ← 有効化

上記設定後、マニュアルに従ってLinuxカーネルをビルドしてください。

タッチパネルの動作確認

前述の手順で作成したLinuxカーネルでArmadillo-X1を起動し、以下のブログを参考にGUIを使用してください。

参考

Armadillo-X1 評価用拡張ボード(SA-AX1-EXTEVA-01)用のセットアップ方法がわからない場合はマニュアルや、以下のブログを参照してください。