採用事例 : 電力IoT用エッジ端末「Shizen Box」

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「Shizen Box」シリーズとは

蓄電池、EV充電器、電力計、気象計、太陽光PCS等の多様なエネルギー機器をインターネットに接続させるための、LTE通信モジュール内蔵型のエッジコンピュータです。このエッジコンピュータの使用により、自社で開発・運用するエネルギー管理システム「Shizen Connect[※1]」と制御対象のエネルギー機器を連携させ、遠隔での制御やモニタリングを実現します。
なお、弊社では、ユースケースに応じて用途の異なる2種類の端末を用意しており、「Armadillo-IoTゲートウェイ G3」を採用した「Shizen Box」の他、自社開発製品となる「Shizen Box 2」があります。

Shizen Box(製品型番:EBA03B010)(※Armadillo-IoTゲートウェイ G3 採用製品)
  • 概要:系統用・産業用蓄電池、太陽光発電所、マイクログリッドサイト等の遠隔監視と制御
  • 特徴:信頼性と耐久性が要求される産業・系統用
Shizen Box 2(製品型番:EBI01W010)
  • 概要:各種の低圧リソース(家庭用蓄電池やエコキュートなど)のDRready[※2]
  • 特徴:ハイスペックかつ低コストを実現した低圧用

また、「Shizen Box」ではセキュアなシステム・アーキテクチャ、グローバルなIaaSのクラウド、大手キャリアの閉域網通信の採用により、ISMS(ISO 27001)認証を取得しています。なお、「Shizen Box」シリーズは、IoT製品に対するセキュリティ適合性を評価する制度である「セキュリティ要件適合評価及びラベリング制度(JC-STAR)★1 レベル」も取得予定です。

[※1] 2023年度には、株式会社富士経済が実施したDR・VPPプラットフォーム市場の調査において、DR・VPPプラットフォームの法人契約数ベースの市場シェアNo.1を獲得しています。[プレスリリース] Shizen ConnectがDR・VPPプラットフォームの市場シェアNo.1を獲得(株式会社Shizen Connect)
[※2] DRready:DRready:家庭など需要家側のエネルギー機器を、通信ネットワークを介した遠隔操作によるデマンドレスポンス(DR)に対応させること。

「Shizen Box」のシステム概要
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※Shizen BoxはLTE通信であり、Shizen Box2はLTE-M通信です。
(c) 株式会社Shizen Connect

Armadillo-IoTゲートウェイ G3の役割
  • 現場の多様なエネルギー機器と接続
  • 「Shizen Connect」とLTE通信を行い、エネルギー機器のモニタリングと制御を実施
Armadilloの採用ポイント
  • アットマークテクノ社の実績
    アットマークテクノ社の販売実績から信頼感のあるIoT機器と考えております。
  • スペックと価格
    弊社が求めるスペックを満たすIoT機器を、アットマークテクノ社ではリーズナブルな価格でご提供いただいております。
  • アットマークテクノ社のサポートの充実性
    アットマークテクノ社のカスタマーサポートでは、アフターサービスも充実しており、技術的な問い合わせもご対応いただいております。
  • オプションによる拡張性
    I/Fの拡張性があり、様々なエネルギー機器と接続を実現できます。


電力IoT用エッジ端末「Shizen Box」の詳細情報