FAQ

新NANDモジュール(OP-NF256MRTC-30/OP-NF256M-30)の旧型番製品(OP-xxx-20)との違いは?

OP-NF256MRTC-30(RTC搭載NANDフラッシュモジュール)及びOP-NF256M-30(NANDフラッシュモジュール)は、東芝製のNAND型フラッシュメモリを搭載しています。

このフラッシュメモリは、マイクロン製NANDを搭載する旧型番製品OP-NF256MRTC-20/OP-NF256M-20に比べ、プロセスルールが微細化されています。微細化されたNANDフラッシュメモリではエラー率が向上する傾向がありますので、カーネル(NANDドライバ)設定において下記対応を行うことを強く推奨します。

NANDフラッシュメモリはその構造上、書き込みの際に1から0への変化のみを検査します。しかし局所的な不良などがある際は、デバイスに書き込みが成功した場合であっても実際に読んでみると反転して見えることがあります。カーネルのコンフィギュレーションオプション「Verify NAND page writes」を有効にするとこうした際でもエラーを返すようになり、ファイルシステムレベルでの破損可能性を低減することができます。

[NANDモジュール使用時のカーネルのコンフュギュレーション選択箇所]

Device Drivers --->
     Memory Technology Devices (MTD) --->
     NAND Flash Device Drivers --->
         <*> NAND Device Support
         [*]   Verify NAND page writes 
         <*> Support for Armadillo-220/230/240