FAQ

Armadillo-Jのタイプについて

Armadillo-Jは、メモリマップの違いにより3つのタイプ(S-TYPEC-TYPE(2M)C-TYPE(4M))のものがあります。

それぞれのメモリマップは以下のようになっています。

領域名 アドレス
S-TYPE C-TYPE(2M) C-TYPE(4M)
BoardParam
(hermit含む)
0x02000000
|
0x0203FFFF
0x02000000
|
0x0200FFFF
0x02000000
|
0x0200FFFF

User
0x02040000
|
0x021FFFFF
0x02010000
|
0x021FFFFF
0x02010000
|
0x023FFFFF

Armadillo-Jのタイプの見分け方

Armadillo-Jのシリアル番号の上位6桁と型番を下記表と照らし合わせ、該当するタイプを調べてください。

Serial No. 型番 タイプ
031201-xxxxx
|
040502-xxxxx

AJ010

S-TYPE

050602-xxxxx

AJ010 C-TYPE(2M)
050703-xxxxx
上記以降
AJ020 C-TYPE(4M)

タイプによる制限について

提供しているイメージは、タイプにより適合しない場合があります。
以下の対応表で確認してください。


S-TYPE C-TYPE(2M) C-TYPE(4M) 備考
recover-2.06.img × ×
recover-2.07.img × ×
recover-2.08.img × ×
recover-3.00.img メモリマップの変更に対応
recover-5.00.img atmark-distに対応
recover-5.01.img
base-1.10.img × ×
base-1.11.img × ×
base-2.00.img メモリマップの変更に対応
base-5.00.img × atmark-distに対応
base-5.01.img ×
jffs2-1.03.img × ×
jffs2-1.04.img × ×
jffs2-2.00.img メモリマップの変更に対応
jffs2-5.00.img × × atmark-distに対応
jffs2-5.01.img × ×

タイプによる制限の回避について

  1. S-TYPEのArmadillo-Jで最新のカーネルソースを使いたい場合
  2. uClinux-dist-ajのlinux-2.4.xディレクトリを最新のカーネルソースに置換えることで可能です。置換え後のディレクトリ名はlinux-2.4.xに変更します。

  3. S-TYPEのArmadillo-Jでatmark-distを使いたい場合
  4. atmark-distでProductをArmadillo-Jに設定してコンフィグレーションを行います。ユーザーランドの設定時に、いくつかのアプリケーションを選択解除し、イメージのサイズを小さくする必要があります。

  5. C-TYPE(2M)のArmadillo-JでJFFS2イメージを使いたい場合
  6. dist/vendors/AtmarkTechno/Armadillo-J.Jfs2/Makefileのimageターゲットで、mkfs.jffs2の--padオプションの値を1376256に変更することで可能です。