FAQ

RTCバックアップインターフェースに接続する電池の寿命計算方法

Armadillo-IoT ゲートウェイ G3, G3LおよびArmadillo-X1は、RTCバックアップインターフェースに外部バッテリーを接続することで長時間電源が切断されても時刻データを保持することができます。
ここでは、外部バッテリーとしてコイン電池を接続した場合を例にとって電池寿命の計算方法を説明します。

電池寿命の計算方法

電源入力インターフェースから本体基板に電源が給電されていない場合、各製品でのコイン電池の消費電流は以下のようになります。(値は参考値です)
電源入力インターフェースから本体基板に電源が供給されている場合、RTCバックアップインターフェースに接続されている外部バッテリーは消費されません。

製品 消費電流
Armadillo-IoT ゲートウェイ G3
Armadillo-X1
3.7uA
Armadillo-IoT ゲートウェイ G3L 6.9uA

CR2032(公称容量225mAh)のコイン電池を使用する場合、以下のように電池寿命を計算することができます。

Armadillo-IoT ゲートウェイ G3,Armadillo-X1

225 [mAh] / 3.7 × 10^(-3) [mA] / 24 [h] = 約2534 [日] = 約6.9 [年]

Armadillo-IoT ゲートウェイ G3L

225 [mAh] / 6.9 × 10^(-3) [mA] / 24 [h] = 約1359 [日] = 約3.7 [年]

外部バッテリーを接続する際の注意事項

RTCバックアップインターフェースに外部バッテリーを接続した後、一度本体基板の電源入力インターフェースから電源供給を行い低消費電力モードへ移行させる必要があります。
低消費電力モードへ移行させるために必要となる電源供給時間は以下となります。
低消費電力モードへ移行せず、電源入力インターフェースからの電源供給がない場合、上記計算よりはやく外部バッテリーが消費されてしまいます。

製品 電源供給時間
Armadillo-IoT ゲートウェイ G3
Armadillo-X1
1秒以上
Armadillo-IoT ゲートウェイ G3L 100ミリ秒以上