FAQ

電源を安全に切るには?

Atmark Distで作成したユーザーランドを使用している場合、いきなり電源を切っても基本的に問題ありません。

Atmark Distでユーザーランドを作成した場合、標準ではルートファイルシステムはinitrd(Initial RAMDISK)上に構築されます。RAMDISK上のファイルに対する変更は電源を切ると消えてしまい、再起動時には、再度フラッシュメモリからユーザーランドイメージを読み出し、RAMDISK上に展開します。そのため、毎回同じ状態で起動することになります。

但し、フラッシュメモリに対してデータを書き込んでいる途中に電源が遮断されると、起動できなくなることもあります。

また、USBメモリやコンパクトフラッシュカード、SDカード、HDD、SSDなどの外部ストレージを使用している場合や、jffs2ファイルシステムなどでフラッシュメモリ上に直接ファイルシステムを構築している場合、 いきなり電源を切るとデータ(ファイル)の一部が失われたり、ファイルシステムが壊れてしまうことがあります。このような場合は、電源を遮断する前にアンマウントするか、haltコマンドで終了してください。