Linux一般のコマンドやプログラミングに関するオンラインマニュアル(manページ)は、「man」というコマンドで見ることができます。 例えば、ftp(1)コマンドに関する情報をみるには、ATDEを起動してコンソール上で以下のコマンドを入力してください。
[PC ~]$ man ftp
「ftp(1)」の括弧中の数字は、manページのセクションを表しています。manページのセクションには以下のものがあります。
- 実行プログラムまたはシェルのコマンド
- システムコール (カーネルが提供する関数)
- ライブラリコール (システムライブラリに含まれる関数)
- スペシャルファイル (通常 /dev に置かれている)
- ファイルのフォーマットとその約束事。例えば /etc/passwd など
- ゲーム
- マクロのパッケージとその約束事。例えば man(7), groff(7) など
- システム管理用のコマンド (通常は root 専用)
- カーネルルーチン [非標準]
システムコールのopen(2)とperl関数のopen(3)など、同じ名称で複数のセクションにマニュアルがある場合があります。その場合、セクション名を指定することで目的のmanページを見ることができます。例えば、システムコールのopenを見る場合には、以下のようにします。
[PC ~]$ man 2 open
もちろん、man(1)自身のマニュアルもあります。以下のコマンドでman(1)の詳細な使用方法を見ることができます。
[PC ~]$ man man
また、manページはJMプロジェクトというWebページでも見られるようになっています。 Linuxに関する解説文書・FAQなどはJFプロジェクトにて公開されています。