KeepAliveの設定は、次の3つの変数にアクセスすることで設定の変更を行うことができます。ここでは、これらの変数をproc経由で変更する手順を説明します。一例として、Armadillo-210の場合を取りあげます。
変数 | 説明 | デフォルト | Armadillo-210設定値 |
---|---|---|---|
tcp_keepalive_intvl | TCP KeepAliveのプローブを送る間隔 | 75秒 | 60秒 |
tcp_keepalive_probes | TCP KeepAliveプローブの最大回数この回数だけ試して応答がない場合は、接続を切断します | 9回 | 5回 |
tcp_keepalive_time | 接続がアイドル状態になってから、KeepAliveプローブを送信するまでの時間 | 7200秒 | 600秒 |
※Armadillo-210設定値は、リカバーイメージのものです。
※切断時間は、((time)+(intvl*probes))となり、Armadillo-210では15分に設定されています。
KeepAliveの設定は、/etc/init.d/rcファイルの中で設定されています。atmark-dist上では、
atmark-dist/vendors/AtmarkTechno/Armadillo-210.Recover/etc/init.d/rc
となります。
次のコードが設定を変更している箇所です。
################################################# # setting keepalive ################################################# <span class="input"> echo 600 > /proc/sys/net/ipv4/tcp_keepalive_time</span> <span class="input"> echo 60 > /proc/sys/net/ipv4/tcp_keepalive_intvl</span> <span class="input"> echo 5 > /proc/sys/net/ipv4/tcp_keepalive_probes</span>
上記箇所を修正し、イメージファイルを作成します。作成したイメージファイルをArmadillo-210に書き込むことで、設定は反映されます。