Linuxカーネルでフレームバッファのコンソールサポートが有効になっている場合、Linuxの仮想端末ドライバがデフォルトでビデオ出力を自動的に停止します。
画面が消えるまでの時間はデフォルトで10分になっていますが、0分から60分まで設定できます。0分に設定することによって消えないようにできます。
以下の二通りの方法で、画面が消えるまでの時間を設定することができます。
settermを利用して設定する
util-linuxパッケージのsettermコマンドをインストールして、ビデオ側の仮想端末で以下のようにsettermに -blank オプションを指定して設定します。-blankの後の数字が画面が消えるまでの時間です。
[armadillo ~]# TERM=linux
[armadillo ~]# setterm -blank 0
Linuxの仮想端末ドライバの制御コードを利用して設定する
以下のようにビデオ側の仮想端末で制御文字列を直接に送ることで設定できます。 ";"の後の数字が画面が消えるまでの時間です。
[armadillo ~]# echo -e "\033[9;0]"
設定の確認
コマンドで1分を指定してから、1分後画面がちゃんと消えることを確認してください。
例えば、制御コードを利用する場合、以下ようにコマンドを実行します。
[armadillo ~]# echo -e "\033[9;1]"