Armadillo-500 FX開発セットでW-SIMの音声インターフェースを利用するためのドライバがあります。以下のパッチを現在のカーネル(linux-2.6.26-at1)にあてると、以下のようにmake menuconfigでALSAのCODECドライバを無効にしてから選択できるようになります。
1. デフォルトで選択されているALSA SoCドライバを無効にする
Device Drivers --->
Sound --->
Advanced Linux Sound Architecture --->
System on Chip audio support --->
< > SoC Audio support for Armadillo-500 FX - WM8978
2. W-SIM用のドライバを選択する
Device Drivers --->
[*] Misc devices --->
<*> Direct audio routing for WM8978 to W-SIM (NEW)
このドライバはW-SIMの音声インターフェースとArmadillo-500 FXのCODEC(WM8978)をi.MX31のAudio Multiplexで繋げます。ドライバだけでは通話することはできず、W-SIMを制御する必要があります。W-SIMを制御するための仕様はWILLCOMコアモジュールフォーラム(WCMF)から入手して下さい。 ※WCMFは、2012年に活動を終了しました。