forks_yas
2014年3月5日 17時59分
(株)フォークス 寺島と申します。
OS-9 for Armadillo-440評価版を評価頂いている方かた問い合わせがありましたので、この場を借りてArmadillo-4x0のGPIOピンの設定変更について記します。
i.MX25xではI/Oピンの機能を複数の機能から選択するようになっています。
恒久的に初期設定を変更するには、MWOS\OS9000\ARMV5LE\Armadillo440\SYSMODS\IOMUX\iomux_config.c を編集しますが、拡張コネクタのEXT_IOピンについて一時的に設定を変更するには、MWOS\OS9000\ARMV5LE\PORTS\Armadillo440\CMDS にある、「cfgiopin」コマンドで比較的手軽に設定する事ができます。
cfgiopin モジュールを起動用microSDカードにOSイメージ(romファイル)と一緒に置いてOS-9を起動します。OS-9が起動したら、
load -d /msd01/cfgiopin
として cfgiopin モジュールをロードします。
使い方は、cfgiopin <ピン名> <機能名> [<オプション>] です。
ピン名はEXT_IOです。
例えば、cfgiopin EXT_IO2 uart3 とすると、EXT_IO2ピンを UART3 に割り当て変更します。
EXT_IOピンに割り当て変更できる機能名を知るには、
cfgiopin EXT_IO2 -?
のようにします。逆にUART3に関するEXT_IOピンを知るには、
cfgiopin UART3 -?
のようにします。
EXT_IOピン以外の設定変更(例えばArmadillo-460のUART4等)は、現時点では簡易は方法を提供していませんので、iomux_config.c を編集して下さい。
cfgiopin モジュールを予めOSイメージに組み込んでおくには、MWOS\OS9000\ARMV5LE\PORTS\Armadillo440\BOOTS\INSTALL\POPRTBOOT\bootfile.ml で、cfgiopin を探し、行頭の*を削除して、OSイメージを作成して下さい。
なお、cfgiopin のソースは、MWOS\OS9000\ARMV5LE\PORTS\Armadillo440\UTIL\IOMUXにあります。
以上、宜しくお願い致します。