Armadillo-440/460用のLinux 2.6.26-atカーネルでは、CAN2をCON14に割り当てるためのコンフィグが用意されています。
このカーネルに標準で用意されているCANの割り当て設定はこれのみですが、ソースに修正を加えることでCAN1をCON11から使用することも可能です。
linux-2.6.26-at用パッチファイル
カーネルパッチの当て方
以下のように、Linuxカーネルにパッチを当てます。
atmark@atde:~$ ls atmark-dist linux-2.6.26-at linux-2.6.26-at_add-can1.diff atmark@atde:~$ cd linux-2.6.26-at atmark@atde:~$ cat ../linux-2.6.26-at_add-can1.diff | patch -p1
カーネルコンフィグの変更
カーネルをパッチに当てた後、Atmark Distからmake menuconfigしてカーネルコンフィグを行ってください。 以下を変更することで、CAN1をCON11の48ピン(TX)及び49ピン(RX)に割り当てることができます。
System Type ---> Freescale MXC Implementations ---> MX25 Options ---> Armadillo-400 Board options ---> [ ] Enable I2C3 at CON11 <-- チェックを外す [*] Enable CAN1 at CON11 (NEW) <-- チェックを入れる
以降は、通常の手順と同様にカーネルをビルドしてください。