通常ブートローダを更新する必要はありません。 書き換えには次の点に注意して下さい。
- Armadillo-Jの電源を切らない
- Armadillo-Jと開発用PCを接続しているシリアルケーブルを外さない
- 間違ったファイルを書き込まない
- C-TYPEではブートローダの更新はできません
Armadillo-Jに搭載されているブートローダの書き換え方法は次のとおりです。
[PC ~]# hermit firmupdate -i hermit.bin
使用しているHermitが古い場合、firmupdateのコマンドが使用できません。firmupdateコマンドをサポートしているのは、バージョン 1.3-armadillo-6からです。1.3-armadillo-6以降のHermitがPC側とArmadillo-J側の両方にインストールされている必要があります。
PC側のHermitのバージョンを調べる方法
[PC ~]# hermit -V
Hermit v1.3-armadillo-6 compiled at 15:51:04, Jan 15 2004
Armadillo-J側のHermitのバージョンを調べる方法
- Armadillo-JのJP4をショートする
- シリアルクロスケーブルでPCと接続する
- PCで minicomなどのシリアルコンソールツールを起動する
- Armadillo-Jの電源を入れる
Hermit v1.3-armadillo-6 compiled at 03:54:26, Jan 14 2004
hermit>
Armadillo-J側のHermitが 1.3-armadillo-5の場合、download機能を使ってHermitの書き換えを行なわなければなりません。書き換え中に電源を落としたり、シリアルケーブルが抜けたりすると、Armadillo-Jが起動しなくなってしまいます。十分注意してください。
[PC ~]# hermit download -i hermit.bin -r hermit --force-locked