Armadillo-IoT ゲートウェイ G2に搭載されている 3Gモジュール(Sierra Wireless社 HL8548)では 現在、アットマークテクノ ユーザースサイトから2種類のファームウェアを配布しております。
しかし、2種類のファームウェアそれぞれに、データ接続に関する異なる不具合がある状況です。
3Gのデータ通信機能を利用した製品開発をおこなう場合、それぞれの不具合内容を理解した上で どちらのファームウェアを利用するか選択を行なってください。
また、利用するファームウェアで十分な製品試験を行った上で、 量産化する際には必ず試験を実施したバージョンのファームウェアの書き込みを行なってください。
ファームウェア一覧と重要な不具合内容
アットマークテクノから配布しているHL8548 ファームウェアと重要な不具合一覧を次に示します。
バージョン: RHL85xx.5.5.16.0.201505261641.x6250_2
- 不具合内容
- データ接続/切断を269回程度繰り返すとデータ接続がエラーになる
- 一度でもデータ接続に失敗するとモジュールをリセットするまでデータ接続ができない
- 回避方法
- モジュールをリセットし、再度データ接続を行う
- ファームウェア書き込みツール
バージョン: RHL85xx.5.5.22.0.201603171544.x6250_3
- 不具合内容
- DNSサーバーにアクセスしない回線契約の場合にデータ接続ができない(閉域網の場合に多いです)
- 回避方法
- なし
- ファームウェア書き込みツール
ファームウェアバージョンの確認方法
現在書き込まれているファームウェアのバージョンの確認方法は、製品マニュアルを参照してください。
- http://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot/armadillo-iotg-std_product_manual_ja-2.8.0/ch06.html#sec-net-3g-get-fw-version
ファームウェアの書き込み方法
ファームウェアの書き込み方法は、製品マニュアルを参照してください。
- http://manual.atmark-techno.com/armadillo-iot/armadillo-iotg-std_product_manual_ja-2.8.0/ch06.html#sec-net-3g-fw-update
※ FW5.5.16からFW5.5.22へのアップグレード、FW5.5.22からFW5.5.16へのダウングレードどちらも可能です
アットマークテクノの初期出荷ファームウェアバージョン
開発セット(型番: AG421-D**Z)の場合
- 「バージョン: RHL85xx.5.5.22.0.201603171544.x6250_3」が書き込まれます
量産品の場合
- ご指定がない場合は、「バージョン: RHL85xx.5.5.22.0.201603171544.x6250_3」が書き込まれます