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TELNETサーバ、FTPサーバをIPv6対応にする

telnetd、ftpdをIPv6対応にするためには、以下のような変更が必要です。

これらの各手順を説明していきます。

この説明には、「usagi-tool-stable-20050714」を使用します。
usagi-toolの下準備
を参照して準備してください。

1. inetdのIPv6対応化

[PC ~]$ <span class="input">cd usagi/inetd</span>
[PC usagi/inetd]$ <span class="input">.configure</span>

[PC usagi/inetd]$ <span class="input">make CC=arm-linux-gcc</span>
[PC usagi/inetd]$ <span class="input"></span>

2. tcpdのIPv6対応化

[PC ~]$ <span class="input">cd usagi/tcpd</span>
[PC usagi/tcpd]$ <span class="input">.configure</span>

[PC usagi/tcpd]$ <span class="input">make CC=arm-linux-gcc</span>
[PC usagi/tcpd]$ <span class="input"></span>

3. telnetdのIPv6対応化

[PC ~]$ <span class="input">cd usagi/telnetd</span>
[PC usagi/telnetd]$ <span class="input">.configure</span>

[PC usagi/telnetd]$ <span class="input">make CC=arm-linux-gcc</span>
[PC usagi/telnetd]$ <span class="input"></span>

4. ftpdのIPv6対応化

[PC ~]$ <span class="input">cd usagi/ftpd</span>
[PC usagi/ftpd]$ <span class="input">.configure</span>

[PC usagi/ftpd]$ <span class="input">make CC=arm-linux-gcc</span>
[PC usagi/ftpd]$ <span class="input"></span>

5. inetd.confの修正

ファイルを以下のようにインストールしたと仮定します。

/usr/sbin/inetd
/usr/sbin/tcpd
/usr/sbin/telnetd
/usr/sbin/ftpd /etc/inetd.conf

を以下のように作成して下さい。

telnet stream  tcp     nowait  root /usr/sbin/tcpd  /usr/sbin/telnetd
telnet stream  tcp6    nowait  root /usr/sbin/tcpd  /usr/sbin/telnetd

ftp    stream  tcp     nowait  root /usr/sbin/tcpd  /usr/sbin/ftpd
ftp    stream  tcp6    nowait  root /usr/sbin/tcpd  /usr/sbin/ftpd -6

6. インストール時の注意

  • ビルドしたバイナリファイルはストリップしましょう。(arm-linux-strip)
  • 必要となるライブラリも一緒にインストールしましょう。(libm、libncurses、libstdc++)
  • inetdは置き換えるだけでは更新されないので、restartさせましょう。
  • ftpdを正常に動作させるためには、いくつかのファイルのパーミッション設定が必要です。詳しくはusagi-toolに付属されているドキュメントを参照して下さい。

※本ページに記載されている内容は、動作を保証するものではありません。
※詳しく知りたい場合は、usagi-toolやlinuxのドキュメントを参照して下さい。