at_yuma.arakawa
2017年10月2日 11時00分
TeraTerm等でArmadilloのコンソールを開き、コマンド入力していると、 カーネルのデバイスドライバ等のログが表示され、邪魔なことがあります。
本記事ではコンソールのログレベルを変更することで、コンソール上へのログ出力を抑制する方法を紹介します。
コンソール上にいろいろなログが表示されるのは、コンソールに表示させるログレベルの設定が「すべてのログを受け付ける」設定になっているためです。
現在のログレベルは以下のコマンドで確認できます。
[armadillo]# cat /proc/sys/kernel/printk 7 4 1 7
4つのログレベルが表示されており、一番左の"7"がコンソールのログレベルです。
この場合、"7"より小さい(緊急度の低い)レベルのログが表示されます。"7"は最も緊急度の低い"デバッグレベルのメッセージ"なので、それよりも緊急度の高い1~6のログはすべて表示されます。
ログレベル0はログ出力側で使用不可のログレベルです。そのため、コンソールのログレベルを0へ変更することで、いかなるログも表示させないようにすることができます。
一時的に(次のリブートまで)ログレベルを変更する場合、以下のコマンドを実行してください。
[armadillo]# echo '0 4 1 7' > /proc/sys/kernel/printk
変更が適用されているかは、再びcatで読み出すことで確認できます。
[armadillo]# cat /proc/sys/kernel/printk 0 4 1 7
なお、次のリブート以降も反映させる場合は、設定ファイル(/etc/sysctl.conf)に追記します。
[armadillo]# echo 'kernel.printk = 0 4 1 7' >> /etc/sysctl.conf