at_ito
2015年4月6日 8時42分
Atmark Distにはシリアル-イーサネット変換通信を行うためのseri2ethというアプリが入っています。ここではseri2ethの使用方法について説明します。
1. ユーザーランドにseri2ethを追加する
以下のユーザーランドコンフィギュレーションを変更し、ユーザーランドイメージを作成し、Armadilloに書き込んでください。
Userland Configuration
Network Applications --->
[*] seri2eth ← 有効化
2. 設定ファイル(serial.conf)の作成
Armadilloの/etc/config/serial.confファイルを作成し、 以下の設定項目を入力します。
SOCKPROTO : 0=TCPサーバー, 1=TCPクライアント, 2=UDP CONNECTADDR : Ethernet側接続先のIPアドレス BAUDRATE : シリアル通信側のボーレート DATALEN : シリアル通信側のデータ長 PARITY : シリアル通信側のパリティ STOPBIT : シリアル通信側のストップビット FLOWCTRL : シリアル通信側のフロー制御 PORTNO : Ethernet側、接続を許可するポート番号/接続先のポート番号
設定例としては、以下のようになります。
SOCKPROTO 0
CONNECTADDR 0.0.0.0
BAUDRATE 115200
DATALEN 3
PARITY 0
STOPBIT 0
FLOWCTRL 0
PORTNO 21347
3. seri2ethの実行
以下のコマンドを実行してseri2ethを実行します。
[armadillo ~]# seri2eth -d シリアルポート