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node-eye: ネットワーク接続シーケンスの参考情報

at_ito
2017年2月6日 5時22分

node-eyeにはネットワーク設定のリモートコンフィグ機能が、標準で実装されています。この機能を使用することにより、ネットワークの設定がWebブラウザ上で行うことができます。

ただし、この機能を使用するため従来のような端末でのネットワーク設定と異なる動作を行いますので、ここでまとめておきます。

前提条件

node-eyeは従来のArmadilloとは異なる概念があるため、まずは以下に紹介します。

  • node-eyeサービスは、端末(Armadillo)側とネットワーク(node-eye)側とが連携したサービス
  • ネットワーク側は、Webブラウザでアクセスして操作を行う
  • node-eyeはSACMをベースとしたサービス
  • Web画面は大きく2種類ある
    • 開発者向けのSACMコントロールパネル
    • 運用/保守向けのnode-eyeコントロールパネル
  • ネットワーク設定はSACMコントロールパネルで設定する

ネットワーク接続までのシーケンス概要

Armadillo起動後、node-eye有効時のネットワーク接続までのシーケンスは以下の通りです。詳細は後述します。

  1. /etc/armsd/line.confに記載されたネットワーク設定にて接続開始
  2. SACMからネットワークコンフィグ(設定)をダウンロード
  3. ネットワークを一旦切断
  4. 取得したネットワークコンフィグでネットワーク接続開始

ネットワーク接続までのシーケンス解説

1. /etc/armsd/line.confに記載されたネットワーク設定にて接続開始

node-eyeを使用する場合は、リモート(ネットワーク側)でネットワーク接続の設定が行えますが、設定値がネットワーク側にあるため、まずはその設定を取りに行く必要があります。そのため、まずはArmadillo上の設定ファイルを元にネットワーク接続を行います。

2. SACMからネットワークコンフィグ(設定)をダウンロード

Armadilloが/etc/armsd/line.confの設定に従いネットワーク接続が完了すると、SACMからネットワークコンフィグをダウンロードします。その際、SACMのArmadillo端末情報のコンフィグ取得情報が「コンフィグ取得済み」になります。

3. ネットワークを一旦切断

SACMから取得したネットワークコンフィグを元にネットワーク接続を行います。

4. 取得したネットワークコンフィグでネットワーク接続開始

ここでネットワーク接続が開始され、無事完了すると、SACMのArmadillo端末情報の接続状態が「接続中」になります。

参考情報

詳細な仕様等は、以下のURLを参照してください。