at_kazutaka.bito
2017年6月2日 19時45分
Armadillo-IoT(G3/G3L)で、Node.jsを使えるようにしてみました。 (Armadillo-X1でも同様の手順で可能です。)
以下の説明にて、
root@armadillo:~#
の箇所は、Armadilloのプロンプトです。
1.必要なパッケージのインストール
インターネットに接続可能なネットワークにArmadillo-IoT(G3/G3L)を接続します。
パッケージを最新版にします。
root@armadillo:~# apt-get update root@armadillo:~# apt-get upgrade
nvm(Node.js のバージョン管理マネージャ)をインストールします。
root@armadillo:~# wget -qO- https://raw.githubusercontent.com/creationix/nvm/v0.18.0/install.sh | bash
.profileファイルに"source ~/.nvm/nvm.sh"を追加します。
root@armadillo:~# echo "source ~/.nvm/nvm.sh" >> ~/.profile
一度ログアウトします。
root@armadillo:~# exit
ログインします。
インストールのバージョンを確認します。
root@armadillo:~# nvm ls-remote
上記のコマンドの結果、バージョンの一覧がログに出力されます。 奇数バージョンは最新機能版、偶数バージョンは長期サポート版のようです。 ここでは、現時点の偶数バージョンの最新版(6.10)をインストールしてみます。
.nvm/versionsディレクトリを作成します。 (これがないと、インストール時にエラーになります。)
root@armadillo:~# mkdir -p ~/.nvm/versions
インストールします。(今回は、バージョン6.10)
root@armadillo:~# nvm install 6.10
nvm lsで、インストールしたバージョンを確認します。
root@armadillo:~# nvm ls
以上でインストールは終了です。
2.動作確認
その1)
hello.jsという名前のファイルを、以下の内容で作成してください。
console.log("hello world");
root@armadillo:~# node hello.js
を実行すると、
hello world
という表示がコンソールに表示されます。
その2)
hello.jsという名前のファイルを、以下の内容で作成してください。
(ArmadilloのIPアドレスが192.168.11.130の場合)
const http = require('http'); const hostname = '192.168.11.130'; const port = 1337; http.createServer((req, res) => { res.writeHead(200, { 'Content-Type': 'text/plain' }); res.end('Hello World\n'); }).listen(port, hostname, () => { console.log(`Server running at http://${hostname}:${port}/`); });
root@armadillo:~# node hello.js
を実行後、Armadilloとネットワーク接続されているPCのWebブラウザで、
http://192.168.11.130:1337
を見ると、Webブラウザ上に
Hello World
と表示されます。