2008年6月20日10時54分
Armadillo各製品のソフトウェアとドキュメントのアップデートを行ないました。以下の製品が対象になります。
- Armadillo-500
- Armadillo-300
- Armadillo-9
- Armadillo-240
- Armadillo-230
- Armadillo-220
- Armadillo-210
なお、今回の更新は付属CD-ROM version 20080620から含まれます。ダウンロードサイトのデータはすでに更新済みです。
Atmark Dist(atmark-dist-20080617)
パッケージ
- flatfsdをバージョンアップしました v3.0.1に更新したことでflatfsの圧縮に対応しました
- procpsをバージョンアップしました v3.2.7に更新したことで様々な情報を取得することができるようになりました
- opensshをバージョンアップしました v4.3p2に更新しました
その他の変更
- デバイスノード/dev/ttyAM2が作成されるようにしました 対象製品:Armadillo-220,Armadillo-230
- アットマークテクノ オリジナルアプリケーションのライセンスを決めました(MIT License) 対象アプリ:at-cgi,seri2eth,discoverd
- rc.localに対応しました flatfsdが有効になっている場合、/etc/config/rc.localに実行可能なバイナリ、またはスクリプトがある場合に、スタートアップ時に自動的に実行するようにしました 対象製品:all
- vfatでフォーマットされたUSBメモリのデータを表示できるようにしました 対象アプリ:at-cgi,slideshow 対象製品:Armadillo-220,Armadillo-240
- VGA/24bppに対応しました 対象アプリ:slideshow 対象製品:Armadillo-240
- 無線LAN設定ファイル/etc/defaultl/ath0-pre-upに実行権限を与えました ifup ath0を行った場合、エラーとなっていたためです 対象製品:Armadillo-300
カーネル
Armadillo-9/210/220/230/240 (linux-2.6.12.3-a9-14)
- Ethernet: Linkステータスを正常に取得できるようにしました
- Ethernet: 一部のethtoolオペレーションに対応しました
Armadillo-500 (linux-2.6.18-at8)
- ベースにしているkernelバージョンを更新しました
- NAND: OOB処理, BBT処理を修正しました[1]
- PCMCIA: 不正なイベントを通知するバグを修正しました
- SDHC: カード挿入状態の逆転現象を修正しました
- Audio: audio codec制御方法を修正しました
- Audio: 左右独立して音量を調節できるように修正しました
- ARM1136: errata 364296/411920を対策しました
- isp1504: errata3のソフトウェア対策しました
ツールチェーンとライブラリ
- libssl(0.9.8c-4etch3)に更新しました
ブートローダ (hermit-at-1.1.17)
- DRAMの初期化方法を修正しました 対象製品:Armadillo-500
- コンパクトフラッシュから起動できるように修正しました 対象製品:Armadillo-300
ダウンローダ (shoehron-at-1.0.5)
- DRAMの初期化方法を修正しました 対象製品:Armadillo-500
フラッシュイメージファイル
Armadillo-9/210/220/230/240/300/500の各イメージファイルを更新しました。
マニュアル
Armadillo-500 ベースボードのリビジョン情報を公開しました
製品別の更新履歴
詳細な変更内容につきましては、各製品の更新履歴をご覧下さい。
- Armadillo-500 更新履歴
- Armadillo-300 更新履歴
- Armadillo-240 更新履歴
- Armadillo-230 更新履歴
- Armadillo-220 更新履歴
- Armadillo-210 更新履歴
- Armadillo-9 更新履歴
[1] linux-2.6.18-at8にバージョンアップしてからそのまま起動しようとするとNANDが正しく動作しない可能性があります。この現象の詳細と対策方法については、このFAQを参照してください。