2023年3月28日16時30分
Armadillo-IoT ゲートウェイ A6E の新規リリースを行いました。
このリリースはダウンロードページからダウンロード可能です。
ドキュメント
Armadillo-IoT ゲートウェイ A6E 製品マニュアル (v1.5.0)
- 「3.3. 仕様」に、WLAN+BT コンボと SD の制約を追記
- 「3.3. 仕様」の、ELS31-J 対応バンド修正
- 「3.4. ブロック図」の、ブロック図修正
- 「表 3.7. eMMC GPP 構成」「表 7.12. eMMC の GPP の用途」の、eMMC GPP 構成内容修正
- 「7.1.5. LTE (Cat.1/Cat.M1 モデル)」「7.1.6. 無線 LAN」の、設定変更時の注意事項削除
- 「表 7.15. インプットデバイスファイルとイベントコード」の、インプットデバイスファイルパス修正
- 「7.5. 温度センサー」を追加
- 「8.3.2. RTC アラーム割り込みでの起床」に、RTC のアラーム割 り込みが毎分 00 秒にしか発生しないことを追記
- 「9.1.2. ssh」に、Cat.1 使用時の注意点を追記
- 「10.1. ゲートウェイアプリケーションを開発する」を、VSCodeエクステンションに対応
- 「図 10.4. VSCode に開発用エクステンションをインストールする」画像変更
- 「10.2. CUI アプリケーションを開発する」を追加
- 「10.3. ゲートウェイコンテナを動かす」の、デバイス証明書/ログ/キャッシュのパスを変更
- 「10.3. ゲートウェイコンテナを動かす」に、AWS IAM アクセスキー取得方法を追加
- 「10.3. ゲートウェイコンテナを動かす」「10.6. コンテナの運用」にて、使用する IP アドレスを変更
- 「10.5.3. アットマークテクノが提供するイメージを使う」を追加
- 「10.5.4. 入出力デバイスを扱う」を追加
- 「10.6.1. コンテナの自動起動」の、ホットプラグの設定方法を修正
- 「10.7.1. ブートローダーをビルドする」に、ブートローダーのインストール方法を追加
- 「10.7.2. Linux カーネルをビルドする」の、インストールの手順変更
- 「10.7.3. Alpine Linux ルートファイルシステムをビルドする」の、ビルド/インストール方法の説明修正
- 「10.12.3. DTS overlays によるカスタマイズ」に、提供しているdtbo を追加
- 「10.16. 電源を安全に切るタイミングを通知する」の、設定方法をdtbo を使用した内容に変更
- 「10.17. WLAN 搭載モデルで量産用インストールディスクを作成する」を追加
- 誤記修正
Armadillo Base OS (3.17.2-at.4)
Linux カーネル (linux-at-5.10.175-r0)
- linux-stable/linux-5.10.y merge 168 -> 175
- armadillo-iotg-a6e_defconfig にオプションでしか使わない機能をいくつかモジュールとしてビルドさせるようにしました。カーネルを更新する場合はビルド手順のインストール方法にしたがって、必ずモジュールもインストールしてください。
- 電源を安全に切るタイミングを通知する機能に使用する dtbo を追加
- armadillo-iotg-a6e-stdwn-ind-do1.dtbo
- armadillo-iotga6e-stdwn-ind-con8-pin7.dtbo
- WLAN コンボの CLK 信号のオーバーシュート対策のため、ドライブストレングスを変更
- 起動ログからワーニングを除去
Linux カーネル v5.10-atのソースコードは、github上でも公開しています。
abos-base (1.16-r0)
- abos-ctrl make-installer に --output オプションを追加しました。インストーラーイメージをファイルに保存します。
- abos-ctrl rollback-clone の新しいコマンドを追加しました。現在実行中のシステムを rollback 領域にコピーして、rollback による「ダウングレード攻撃」を防ぐことができます。
- persist_file が fifo や node ファイルをコピーできるように修正しました。
- podman_start に add_hotplugs オプションを追加しました。詳細は podman_start のオプション一覧 の「add_hotplugs」部分を参照してください。
- Debian コンテナ 用の コンテナコンフィグファイル(at-debian-image-armv7.conf.example)を追加しました。
atmark-wwan-utils (1.4.1-r0)
Cat.1 モデル: LTE 未接続時に有線 LAN からインターネット接続できない問題修正
LTE 未接続時に CDC-Ethernet (usb0) を有効にしていたため、有線 LAN がデフォルトゲートウェイにならず、
インターネットへ接続できない状況となっておりました。
バージョン 1.4.1-r0 より、ip route コマンドの結果が以下の通りになりますので、ご確認の上ご利用お願いします。- LTE 未接続時
armadillo:~# ip route default via xxx.xxx.xxx.xxx dev eth0 src xxx.xxx.xxx.xxx metric 100 ←有線 LAN default via xxx.xxx.xxx.xxx dev wlan0 src xxx.xxx.xxx.xxx metric 600 ←無線 LAN xxx.xxx.xxx.xxx/xx dev eth0 scope link src xxx.xxx.xxx.xxx metric 100 ←有線 LAN xxx.xxx.xxx.xxx/xx dev wlan0 scope link src xxx.xxx.xxx.xxx metric 600 ←無線 LAN
- LTE 接続時
armadillo:~# ip route default via xxx.xxx.xxx.xxx dev eth0 src xxx.xxx.xxx.xxx metric 100 ←有線 LAN default via xxx.xxx.xxx.xxx dev wlan0 src xxx.xxx.xxx.xxx metric 600 ←無線 LAN default via xxx.xxx.xxx.xxx dev usb0 src xxx.xxx.xxx.xxx metric 700 ←LTE xxx.xxx.xxx.xxx/xx dev eth0 scope link src xxx.xxx.xxx.xxx metric 100 ←有線 LAN xxx.xxx.xxx.xxx/xx dev wlan0 scope link src xxx.xxx.xxx.xxx metric 600 ←無線 LAN xxx.xxx.xxx.xxx/xx dev usb0 scope link src xxx.xxx.xxx.xxx metric 700 ←LTE
上記以外の変更
- /etc/inittab に記載されているコンソールは存在しない vt101 から vt102 へ変更しました。nano 等を使用する場合にエラーが出なくなります。
ゲートウェイコンテナ (2.1.1)
ゲートウェイコンテナのアップデートは、インストールディスクによる初期化で実施します。
その際、コンフィグ設定で修正したファイルは初期化されてしまうため、
予めコピーしてから インストールディスクイメージで初期化を行ってください。
なお、swu によるアップデートは現在準備中です。
また、対応するゲートウェイアプリケーションプロジェクトのバージョンは 1.1.1 以降です。
- RS485 オプションの設定が空の場合、 RS485 通信が開始しない問題の対処
- CPU温度 type に none を設定した場合にエラーが発生しゲートウェイコンテナが終了する問題の対処
- 無効値がコンフィグに設定されていた場合のログ出力レベルを Error から Warning に変更
- ログ関連処理整理
- DIO の不要な処理を削除
- RS485 コンフィグパース処理を改善
- デバイス証明書・ログ・キャッシュのパスを変更
- Armadillo Base OS、ゲートウェイコンテナ内共に変更しています。
詳細は 10.3.10. ゲートウェイコンテナの構成 をご参照ください。
- Armadillo Base OS、ゲートウェイコンテナ内共に変更しています。
- 個体固有ファイルをクローンインストールディスクにコピーしないよう設定を追加
- 2.1.0 以前のバージョンの場合、個体固有ファイルのコピーが行われる不具合があります。
対処については次回アップデートのマニュアルでご案内します。
- 2.1.0 以前のバージョンの場合、個体固有ファイルのコピーが行われる不具合があります。
- 以下に示す既知の不具合がございます。今後のアップデートで対応します。
- DO の設定項目の output_time に 0 を指定しても出力が永続化しない
- DO の出力が起動時に設定されておらず、意図しない出力値となる
ATDE
build-rootfs (3.17-at.4)
- 自動アップデート有効時の監視対象 URL が x2 のものになっていたのを修正
- A6E 用の u-boot イメージに先頭 1KB のパディングが無ければ付けるようにした
イメージファイル
- Armadillo Base OS SWUイメージ baseos-6e-3.17.2-at.4.swu
- インストールディスクイメージ baseos-6e-installer-3.17.2-at.4.zip